7月になって暑くなってきたので、椅子に座っているとパウチの面板周りが汗ではがれることが多くなってきました。そのせいで、接着成分が周りの皮膚に付くようになり、かゆみが出てきました。面板が汗ではがれたり、そのあと乾いてくっついたりすることで、さらにかゆみが出てきます。
面板がはがれないことがまず第一に重要だと思ったので、面板がはがれないように包帯を止めるテープで留めてみました。1日ぐらいはテープでもいいのですが、ずっとつけているとテープのかぶれが出てきたので、movalという透明な防水テープを買って使ってみました。これは面板に合わせてカーブされているので、はがれやすい上のほうだけに貼ってみました。
これは結構効果があり、面板の剥がれを防いでくれるのでかゆみは減り、掻いて赤くなっていた皮膚の部分も改善しました。夏場だけでもmovalを使っておいたほうが快適になります。
この週は病院に行って、ステラーラを点滴しました。最初だけは点滴をするということで、1時間ほどかかりました。レミケードはアレルギー反応を見るため、初回は病院に1泊入院で経過観察が必要でしたが、成分が違うので初回でも外来で大丈夫なようです。次回は2本を皮下注射するだけなので、さらに時間は短くなります。ストーマにしてからは、食べるものを不通に戻しても特に腹痛は起こってないので、ステラーラの効果はよくわかりません。次の8週間後までに変化があれば、効果がどれぐらいあるか検証できると思います。
ドレンの傷口は小さな絆創膏でもカバーできるほどに小さくなりました。まだかさぶたにはなっていないので、もう少し絆創膏を続ける必要があります。
肛門の切除部分も浸出液は少なくなってきました。オムツをやめて嫁の生理用品を一つ借りて使ってみました。朝と夜で交換してみたのですが、慣れていないためか、周りの肌がかぶれてとてもかゆくなりました。仕方ないのでオムツに戻して、自分の肌に合いそうな生理用品を探してみました。痔の手術の後に生理用品を使うことがあるようで、ある病院ではナチュラムーンというものを使っているということをネットで見つけました。夜用で1パック500円以上するので、ドラッグストアの安売り品よりもだいぶ高いのですが、もうしばらくの間使うものなので、アマゾンで購入しました。翌週には使えるようになると思います。
仕事に復帰して会社に行くことになりました。
会社でも座るときは円座を使っています。円座でもずっと座っていると痛みが出てくるので、1時間から2時間たつと会社の周りをふらふら歩いて痛みが引くのを待ちます。
仕事のほうは家でも少し始めていたので、それほどギャップはありませんでした。ただ、手術前は直腸の痛みと発熱などでまともに集中できる時間は短かったのですが、お尻の痛み以外は気にならないので、以前よりも集中できるようになりました。
パウチからの排便は昼休みに一度行う程度です。回数はそれほど多くなっていないので、仕事への影響はありませんでした。
ガスなどの音のほうを気にしていたのですが、会社内でも雑音はいろいろあるので、ガスが出るときの音も周囲に聞こえるほど大きなものではありませんでした。なので、他の人は自分が手術してパウチをつけていることは全く気付かないと思います。
仕事をすることで家にいるよりも活動量が増えたため、食べる量も増えてきました。手術前の10倍ぐらいの量を毎日食べている感覚です。エレンタールは少し少なめにしているのですが、それでも傷を治すために体が要求するのか、空腹を感じることが多くなったように思います。
とくに、ドレンの傷と肛門部の傷はまだ浸出液が出る状態なので、直腸のあったあたりは内部で空間になっている部分を埋めようとしているのかもしれません。
月曜から金曜まで仕事をしましたが、それほど疲れを感じることがありませんでした。まだ重要な仕事を始めていないのでストレスがないせいかもしれませんが、体の中の炎症がなくなったことで、疲れにくい体になっているとも思います。