昨年6月に起こった悲しい出来事を受け,本校では6月12日を「いのちについて考える日」としました。その活動の一つとして,3年生は明日,「パパママ体験 だっこでギュッ!」を実施します。今日は事前学習として,助産士の山田美由貴さんを講師に迎え,「かけがえのない命・愛ある命」というお話をしていただきました。山田さんは生徒の間に入って感想や考えを聞きながら,一人一人の命の大切さや人と接するときの構えなどについて熱く語ってくださいました。「あなたと全く同じ人なんて一人もいない」「思いや考えも一人一人違うのが当たり前。受け入れることから始めよう」「存在自体がかけがえのないこと」「みんなは一人じゃない」「いろいろな人とつながり,助けられている」「15歳はもう周りの人を助ける番。そうなることが大人になるということ」等々,心に残る言葉をたくさん話してくれました。最後は相田みつをさんの「自分の番 いのちのバトン」という詩を紹介し,今ある命がいかに奇跡的なことであるかを伝えてくれました。生徒たちはスクリーンに映し出される映像を食い入るように見ながら,真剣に耳を傾けていました。自他の「いのち」について考える貴重な時間となりました。ありがとうございました。(文責:山口)