中小企業の為の人を育てる行動評価制度

行動評価制度の導入により、社員のやる気を出させ、能力を向上させ、そして成果が上がる仕組みづくりにお手伝いいたします。

正しきを貫く

2012年05月11日 05時15分07秒 | ビジネス
中小企業の事業主のみなさん、時々京セラの稲盛さんが書かれましたPHP出版の『心を高める、経営を伸ばす』の中の一節をご紹介していきます。
この本は難しい理論の屈指するのではなく、経営者として、また、リーダーとしてあるべき姿が書かれています。しかも一つの項が見開きページで完結していますので非常に読みやすい内容となっています。皆さんの手元に置かれてはいかがでしょうか。


井上光労務サポートオフィスの井上 光(イノウエ ヒカル)と申します。

経営者の皆さん、おはようございます。
いよいよこの稲盛さんの本の内容のご紹介も、今日をいれて残り3回となりました。
これが終われば、人事評価制度の内容について、昨年取り上げた内容を再度取り上げていきたいとおもいます。

では本日は「正しきを貫く」からです。

早速ご紹介していきましょう。


「トップたる者、決定を下していかなければなりません。そのときに、自己犠牲の精神がなければ、その決定は一人よがりのものとなってしまいます。」

この”自己犠牲”というのは難しいでしょうね。皆さんはいかがですか。総論賛成各論反対ということにはなっていませんか。

ではこの点を次のように紹介されています。

「たとえば次のような経営者がおられます。貿易摩擦による自由化問題について、アンバランスな貿易収支を是正しなければ、国際的に日本は孤立してしまうという認識はあるわけです。そして、輸入自由化を日本は促進しなければならないということに関しても賛成なわけです。ところが、こと自分の業界に及ぶと、たちまちその声もトーンダウンし、ことによっては一転した反対び回るわけです。」

この内容はよく聞きますよね。つまりタテマエとホンネという日本特有の現象でしょうね。
これでは議論は全くすすみませんね。


この項目の最期は次の文章で締めくくられています。

「自己犠牲を払う勇気を持ち合わせないトップは、自らの集団、ひいては自分自身に不利な決定をしなくなってしまいます。それは結局、集団や社会にとって不幸をもたらします。正しいことは正しいままに貫かなければならない、そのためには自らの損失もあえて辞さない、という勇気を持たねばなりません。自己犠牲を通じて、経営者の資質が問われているのです。」


稲盛和夫 『心を高める、経営を伸ばす』PHP研究所より抜粋。
アマゾンで販売していますので、みなさんのそばに置いてみてはいかがでしょうか。
素晴らしい本は何回でも読んで、それを周囲の人たちに伝えていきたいものです。

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新大阪の社会保険労務士 二代目社長専属社労士 井上光労務サポートオフィスでした。


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