ONE STEPPING!

楽しめるそんなEVAアニメ

楽しめる俺のストリートライブ

気分転換に俺のよく見る景色

燃料電池

2009-02-15 22:33:56 | Weblog
○燃料電池とは、陰極で発生する水素の陽イオンが、薄い膜を通って陽極に達し、そこで酸素と反応する。こうして電気と熱水ができる。排ガスはゼロと環境にやさしく、発電効率が高い。
 2009年パナソニック家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの一般発売が始まる。都市ガスを燃料とする、発電効率39%(世界最高)熱回収効率50%を実現した。性能は、電気出力最大1000W、貯湯タンク容量200ℓで、導入すると約20%の省エネとなる。
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080414-1/jn080414-1.html

○燃料電池の実用化への問題点を挙げる。①高価である。②寿命が短い。③水素は爆発するため危険。

○燃料電池は、宇宙空間でのエネルギー源としてアメリカを中心に開発が始まった。又、水もできるため、飲用にも使える。

○原子力発電所は、火力発電所に比べ二酸化炭素の排出量を減らす。しかし、排熱を減らす必要性を論じていない。このような温排水の作用によって、生態系が崩れ、魚が減るといった弊害が出ている。①埋め立てによって魚の産卵場所だった植物が失われる。②温排水により潮の流れが変わりやすい。③発電所から半径1~10km前後の海域で、水温が1~5度上昇する。
 原子力発電所を推進する理由に、石油以外のエネルギー供給を分散し、安定化を図る。

○大型の集中発電所と、分散型電源を比較する。①熱エネルギーの利用率が上がる。②経済性。③送電線のエネルギーロス(距離、昇圧・降圧)。④自然破壊。

○燃料電池車の過酷な条件。エネルギー効率は、ガソリンエンジン15%、デイーゼルエンジン24%、燃料電池50%で燃料電池が優れており、排ガスもゼロとクリーンである。しかし、まだ実用化には至っていない。課題として、①コンパクト化。②高価。③燃料供給スタンド(メタノール)のインフラ整備が必要。④事故の際、危険である(水素は爆発する)。⑤応答性が悪い(メタノールから水素を取り出すため、改質器の反応温度を300℃まで高める必要がある)。

○家庭用燃料電池を使用する上で、積雪の多い北海道、東北、北陸で、床暖房や融雪に燃料電池の湯が使えれば相当なエネルギー節約になる。

○燃料電池のコストは、触媒として使われる高価な貴金属の白金にかかっていた。白金は、水素ガスを大量に吸収する能力を持ち、水素ガスの分子を水素原子二個に分離する。続いて、水素原子が白金を伝わっている間に電子を奪われ、裸の水素イオンになる。そこで陽子が陽子交換膜を通って用意に酸素側に進み、反応が素早く進行する。

○燃料電池と自然エネルギーの組み合わせが、理想的な21世紀の姿になるであろう。自然エネルギーの電気を使って水を電気分解すれば、水素をためることができるからである。しかし、抽象的な理想論は禁物である。

シンジン:作者は、燃料電池で走る車が開発されると予測していたが、2009年今だ実用化に至っていない。別のハイブリッドカー(ガソリンとバッテリー)は、とうとう200円を切った。家庭用においては、ようやく一般発売が始まったばかりで、購入するには、燃料であるガスを確保出来る事と給湯や暖房をよく使う家が条件といえる。導入する動機である「省エネ・光熱費削減」が著しく飛躍するなら俺も家を造るときは、設置するかもしれない。それとも沖縄では、太陽電池、太陽熱給湯の方が合っているかな。
 コストが最大のネックなっている。音の鳴らない発電機なので、野外でのコンサートや講演会、キャンプなど需要の用途は多々ある。あーそういえば、水が出てくるというのも利用できるかもね。

燃料電池が世界を変えるから抜粋   広瀬 隆