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般若心経の解説47、"羯諦"

2016-05-31 19:12:40 | 般若心経
🍀般若心経の解説🍀47


🌸🌸「羯諦(ぎゃてい)」🌸🌸


昭和63年の夏のことでした。

ご法事の席でわたしは、ある年配の方からこんな話を伺いました。

「太平洋戦争💣🔫のとき、羯諦、羯諦…の真言🍀を書いて、その書きつけを出征兵士にもたせたものでした。

敵の弾💣にあたらないように。
弾がよけて飛んでいくように。

さらに、無事祖国に帰還できますようにと祈りをこめて☀️」と。

初耳👂でした。

そんなこともあったのか、とそのとき思いました。

読者の皆さまのなかにも、戦地に赴く夫や息子や知人に「心経」の真言🌸を書かれたかたもおあわりでしょうか。

さて、この「羯諦、羯諦」とはどんな意味なのでしょうか。

真言は、お経の内容を総括的にそして神秘的にあらわすもので、

古来から翻訳しないこと、

つまり意味をせんさくしないことが一般的ですが、

あえて、その意味🍀をさぐることにしましょう。


中村元博士は、

「往ける者よ、往ける者よ」

という訳を揚げておられます。

「羯諦」の原語は、ガテー(gate)で、

これは、ガター(gata 往ける者)という女性形の名詞🌸の呼びかけの語形です。

それで「往ける者🎵」と訳されます。

「さとりの世界に往ける者よ」

また

「さとりを体現している者よ」

という意味🍀です。

博士はつづけていわれます。

「完全な智慧(プラジュニャーパーラミター prajnaparamita)を

女性的原理とみなして、呼びかけたのであろうと解せられる」と。

しからば、

「羯諦🍀」とは

「完全なる智慧よ☀️」、

つまり
「般若波羅蜜多よ🌸」と同じ意味🍀になります。

ここにも、般若波羅蜜多への崇拝☀️がうかがわれます。

中村博士は、第二義として

「往けるときに、往けるときに」

という訳も示しておられます。

この場合は、

「さとりの世界に往けるときに」

つまり

「般若波羅蜜多というさとりを体現したときに」

という意味🍀に解せられるでしょう。😄🎵


(「あなただけの般若心経」より)

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