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般若心経の解説48、"波羅羯諦"

2016-06-01 19:36:49 | 般若心経
🍀般若心経の解説🍀48


🌸🌸「波羅羯諦(はらぎゃてい)」🌸🌸


この「波羅羯諦」という真言は、

サンスクリット語「パーラガテー」の音を写したものです。

中村元博士は、

「彼岸に往ける者よ」

また

「彼岸に往けるときに」

という訳を示しておられます。


ともに、
「波羅蜜多」の原語である「パーラミター」(到彼岸、彼岸に到ること)という言葉の

通俗的語源解釈にしたがっていると、
博士はいわれます。


ここでは、

「彼岸」という言葉がキーワードと考えられますので、

以下「彼岸とは何か」について、学ぶことにしましょう。

「彼岸」といいますと、「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言われますように、

春(三月)と秋(九月)の1週間にわたって行われます、お彼岸の仏事を思いおこされることでしょう。

この「彼岸会(ひがんえ)」は、
遠く奈良時代から始まるとされていますが、

お盆の行事とともに、私たち日本人にとって、

ひごろの忙しさをしばし休めて、心のふるさとにかえる日です。

また、その原点に触れて、自らを宗教的に育ててゆくよき日でもあります。

純粋清浄にして、理想のさとりの世界を「彼岸☀️」というのに対して、

「此岸(しがん)」という言葉🍀があります。

私たちのこの現実の世界は、苦しみ悩みが多く、とかく迷うことの多い世界です。

これを「此岸🌸」といいます。

「法句経🎵」には次のように説かれています。

かず多き人々のうち、彼岸に達するは、まことかず少なし。

ほかの多くの人々は、
こなたの岸(此岸)の上でさまよう。☁️☁️

と。

仏教🌸では、お釈迦様の原始仏教の時代から、

まよいの「此岸🌸」から、

さとりの「彼岸☀️」へ赴くことを説いています。😄

さまざまな功徳🌸を積み、自らも修行⚡️することによって、

彼岸☀️の世界に渡ることを「到彼岸🌟」というのです。

これは、また「涅槃🌸」ともいいます。

心💓が平安寂静となった安らぎの状態です。

「波羅羯諦」の真言には、

彼岸、つまりさとりを体現した者への崇拝と、

自らも彼岸(さとり)に到ろうという希い✊がこめられていると思われます。😄💕


(「あなただけの般若心経」より)

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