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特別な人

2017-09-26 10:44:05 | スピリチュアル的
🍀💕特別な人💕🍀


誰にとっても、誰が特別の人がいる。

時には2人、あるいは3人、あるいは4人のことさえある。

その人は別の時代からやってくる。

時間の海を越えて、天の次元の深みから、あなたと再び一緒になるためにやってくるのだ。

その人はあちら側の世界、天国からやってくる。

そして、違った姿をしている。

しかし、あなたは心で見分けることができる。

あなたの心は、月に照らされたエジプトの砂漠や、

モンゴルの平原で、その人をあなたの腕に抱きしめたように、

その人を再び抱きしめる。

あなたたちは一緒に、今までは誰からも忘れ去られた将軍の率いる軍隊の仲間として、草原を馬でかけめぐったことがあった。

そして、太古の昔、どこかの岩の洞窟の中で、一緒に暮らしていた。

あなたたちは、時を超えて結ばれている。

そして、あなたが一人ぼっちになることは、これからもないだろう。


「私はあなたを知らない」と、あなたの頭は抵抗するかもしれない。

でもあなたの心は憶えている。

その人があなたの手を初めて取った時、彼の手の感触は時空を越えて、

あなたの存在のすべての原子をゆさぶる。

その人があなたの目の中をのぞく。

すると、あなたは相手の目の中に、何世紀も向こうの魂の友を発見する。

あなたの心が高鳴り、腕にとりはだがたつ。

この瞬間、周りのものすべてが消え去ってしまう。


やっと再開したとしても、あなたが彼に気づいたとしても、

彼のほうはあなたに気がづかないかもしれない。

あなたは2人が縁で結ばれていたことに気がつく。

2人のこれからの可能性も見えてくる。

しかし、彼は気がつかない。

恐れと、理性と、問題が、彼の心の目にベールをかけているのだ。

あなたがそのベールをどけようとしても、彼はそうさせてはくれない。

あなたは嘆き悲しみ、彼はそのまま行ってしまう。

運命とは、それほど微妙なものなのだ。

2人がお互いに気づいた時、2人の情熱はどんな火山よりも激しく噴出する。

計り知れないほどのエネルギーが放出される。

魂同士の認識が、瞬間的に起こることもある。

突然、親しみの感情が湧きあがってくる。

意識のレベルの計り知れない深い場所で、

今、出会ったばかりの人を知っているという気がする。

最も親密な家族に対するものと同じ深さか、

さもなければ、それよりもずっと深いところで感じる感覚だ。

そして直感的に、何を言えばよいか、相手がどう反応するかも知っている。

1日、いや1週間、また1カ月で獲得できるより、

ずっと深い信頼と安心が一瞬のうちに生まれる。


魂の認識は、かすかに、そして、とてもゆっくりと起こることもある。

まるでベールがゆっくりともちあげられるように、

少しずつ、気づくこともあるのだ。

誰もがすぐに気づくわけではない。

タイミングというものがあり、最初に気づいた人にとっては忍耐が必要な場合もある。

あなたの魂の友が現れていることに、顔の表情や夢、記憶、感覚で気づくこともある。

手が触れ合った時、くちびるにキスした瞬間に、

あなたは目覚め、魂が躍動しはじめるかもしれない。

子供の体に触れた時、お父さんやお母さん、兄弟姉妹に触れた時、

親友に触れた時に思い出すこともあるだろう。

または恋人がキスをした時、

それは何百年前の前世の恋人のキスであり、

2人は時が終わるまで、ずっと一緒だということを、

あなたが思い出すこともあるのだ。


(「魂の伴侶」ブライアン・L・ワイス著 山川紘矢・亜希子訳)