国道58号線を那覇から北上、北谷町謝苅交差点を右折し、白比川に沿って住宅地の中を上流に進みます。川の向こうはキャンプ端慶覧です。
500mほど進むと左側に駐車場があります。
駐車場の奥は山が迫っており、がけ下に古い墓が残っています。墓に沿って左に進みます。
その墓に並んで四角い壕が口を開いています。
旧陸軍の海上特攻隊(海上艇身隊)の特攻艇マルレの秘匿壕です。マルレ(〇の中にレと記述)については、過去のブログでご紹介しましたが、正式名称は「連絡艇」といい、陸軍の作った合板製のモーターボートです。全長5.6m、速力25ノットで、250kg爆雷を1基か、または120kg爆雷を2基を搭載し、目標に体当たりするという特攻艇でした。
壁には崩落防止のための杭を立てた跡がはっきりと残っています。
墓を利用して作られた壕で、奥には骨壺が散乱しています。
特攻艇を秘匿した壕も、いまでは子供たちの格好の遊び場になっています。この特攻艇は実際には使われなかったようですが、特攻隊員たちは秘匿壕が子供の遊び場になるとは思っていなかったことでしょう。