19日(金)の夜から車で天王寺を出発。
2台で、小谷温泉に向かい、旅館の傍で車中泊。
20日(土)朝、7時過ぎに出発。
林道を快調に進み、だんだん青空も見えてくる。

暑い!!
服の調整をし、日焼け止めを塗りなおして、再出発。
林道が終わると、尾根をどんどん登っていく。
皆で交代でラッセルしながら進む。
途中で、弱層テストをする。
さらに高度を上げていき、P2が見えてきた。

だんだん、ワクワクしてきて、滑降がすごく楽しみ~
ようやく、P2直下まで行き、トラバース気味に左斜面に進み、そこからジグザグに登高。
先頭を交代しながら、進む。
ちょうど、私は列の真ん中にいて、顔を上げた途端、目に飛び込んできた光景は・・・
P2のピークから雪煙りを吐きながら、落ちてくる雪崩
キャーーー
目の前に、先行していたOさんが落ちてきて、彼女の黄色いヤッケが目に入ると、すぐに
私も衝撃で、真っ逆さまになって、仰向け状態で斜面を滑り落ちていく・・
雪崩に流されて、どんどん落ちていく・・
この時の恐怖は、言葉にはできない。ただ、ただ、私は叫び声を上げていた。
そして、ふっと止まったと思ったら、ドカッと雪が私を覆ってしまった。
出ているのは、右手先だけ。右手にはストックを握っていて、手首が触れたので、必死でストックを振る。
助けてー
思わず、声も出た。
酸素確保のためには、しゃべらない方がよかったのだけど、勝手に声が出た。
そんなに深くは埋まってないと思うけど、コンクリートのように固まって、動けない。
まさに、雪崩対策本などに載っていたことが、我が身に起こっている。
やがて、仲間の一人が駆けつけてくれて、顔を掘り出してくれ、ほっとした。
上半身をとりあえず、出してもらって、あとは自分でするからと、まだ埋まっている人の救助に行ってもらう。
しかし、なかなか自分で下半身を掘り出すのは難しかった。
かなり時間が掛って、その間に、私の装着していたビーコンの発信が、埋まっている人のビーコンの発信と重なって、見分けられないとのことで、あわてて、自分のをサーチモードにする。
7人中、6人がすぐに掘り出され、最後の一人がまだ見つかってない
もう、必死でビーコン持つ手が震えながら、Oさんは必死で探している。
やがて、もう少し上の方で、ストックが出ているのが見つかり、そこでビーコンの反応が強くなり、掘ってみると、ようやく、顔が出てきて、しゃべってくれた。
この間、15分くらいは掛っていると思う。まさに間一髪。
意識もあり、呼吸もちゃんとしてるので、一同、ほっとする。
結構、深く埋まっていて、掘り出すのに時間がかかる。次の雪崩がこないか、すっごく怖かった。
全員が雪崩に流されて、二人が埋まらずに済み、全員無事。
まさに奇跡だ
おいしいパウダーは、デブリにと変身。

OKちゃんが、流された時に、木にぶつかって右足を強打。
皆で彼女の荷物を分担。なんとか、歩けるということで、自力で歩いてもらう。
各自、板もザックに取りつけて、壺脚で、トレースを辿って下山開始。
ようやく、林道に出た時に、スキーを装着し、シールを付けたまま進む。
やっぱり、壺脚よりは断然楽。
17時半頃にはスタート地点に戻り、長かった一日が終了。
雪崩に合って、全員無事だったのは、本当に幸運だった。
やっぱり、山スキーは危険と隣合わせだね・・
でも、止められない・・
これを教訓にして、もっと慎重に行動しようと誓った。
2台で、小谷温泉に向かい、旅館の傍で車中泊。
20日(土)朝、7時過ぎに出発。
林道を快調に進み、だんだん青空も見えてくる。

暑い!!
服の調整をし、日焼け止めを塗りなおして、再出発。
林道が終わると、尾根をどんどん登っていく。
皆で交代でラッセルしながら進む。
途中で、弱層テストをする。
さらに高度を上げていき、P2が見えてきた。

だんだん、ワクワクしてきて、滑降がすごく楽しみ~
ようやく、P2直下まで行き、トラバース気味に左斜面に進み、そこからジグザグに登高。
先頭を交代しながら、進む。
ちょうど、私は列の真ん中にいて、顔を上げた途端、目に飛び込んできた光景は・・・
P2のピークから雪煙りを吐きながら、落ちてくる雪崩

キャーーー
目の前に、先行していたOさんが落ちてきて、彼女の黄色いヤッケが目に入ると、すぐに
私も衝撃で、真っ逆さまになって、仰向け状態で斜面を滑り落ちていく・・
雪崩に流されて、どんどん落ちていく・・
この時の恐怖は、言葉にはできない。ただ、ただ、私は叫び声を上げていた。
そして、ふっと止まったと思ったら、ドカッと雪が私を覆ってしまった。
出ているのは、右手先だけ。右手にはストックを握っていて、手首が触れたので、必死でストックを振る。
助けてー

思わず、声も出た。
酸素確保のためには、しゃべらない方がよかったのだけど、勝手に声が出た。
そんなに深くは埋まってないと思うけど、コンクリートのように固まって、動けない。
まさに、雪崩対策本などに載っていたことが、我が身に起こっている。
やがて、仲間の一人が駆けつけてくれて、顔を掘り出してくれ、ほっとした。
上半身をとりあえず、出してもらって、あとは自分でするからと、まだ埋まっている人の救助に行ってもらう。
しかし、なかなか自分で下半身を掘り出すのは難しかった。
かなり時間が掛って、その間に、私の装着していたビーコンの発信が、埋まっている人のビーコンの発信と重なって、見分けられないとのことで、あわてて、自分のをサーチモードにする。
7人中、6人がすぐに掘り出され、最後の一人がまだ見つかってない

もう、必死でビーコン持つ手が震えながら、Oさんは必死で探している。
やがて、もう少し上の方で、ストックが出ているのが見つかり、そこでビーコンの反応が強くなり、掘ってみると、ようやく、顔が出てきて、しゃべってくれた。
この間、15分くらいは掛っていると思う。まさに間一髪。
意識もあり、呼吸もちゃんとしてるので、一同、ほっとする。
結構、深く埋まっていて、掘り出すのに時間がかかる。次の雪崩がこないか、すっごく怖かった。
全員が雪崩に流されて、二人が埋まらずに済み、全員無事。
まさに奇跡だ

おいしいパウダーは、デブリにと変身。

OKちゃんが、流された時に、木にぶつかって右足を強打。
皆で彼女の荷物を分担。なんとか、歩けるということで、自力で歩いてもらう。
各自、板もザックに取りつけて、壺脚で、トレースを辿って下山開始。
ようやく、林道に出た時に、スキーを装着し、シールを付けたまま進む。
やっぱり、壺脚よりは断然楽。
17時半頃にはスタート地点に戻り、長かった一日が終了。
雪崩に合って、全員無事だったのは、本当に幸運だった。
やっぱり、山スキーは危険と隣合わせだね・・
でも、止められない・・
これを教訓にして、もっと慎重に行動しようと誓った。