この連休中の横浜行きが決まったのが、実は「崎陽軒」の工場見学の予約がたまたま取れたのがきっかけ。
18日の初回9時の枠がたまたま空いていて「行けなくなってもキャンセルすればいいや」と、軽い気持ちで予約したのが3か月前
いよいよ2週間前となり特に別段予定も無かったので、崎陽軒の最寄り駅「新横浜」で前泊する事にして、どうせ前泊するなら横浜周辺の散策もかねてと言う流れでした。
新横浜駅前から横浜市営バスに乗車し港北インターバス停で下車(運行数が少ないので注意のこと)
エントランス ショップと店内にはイートインスペースがあります。
受付を済ませたあとまずこちらで、見学にあたっての説明を受けビデオにて、崎陽軒の歴史などを学びます。
崎陽軒のキャラクターマスコットと言えば「ひょうちゃん」ですが、まずは待ち時間にひょうちゃんの歴代醤油入れの展示を見学しました。
現在まで初代から三代に渡って続いているそうです。
また、世相やレアなものもあって面白かったです。以下に紹介致します。
初代です。漫画家・横山隆一氏(代表作:フクちゃん)の絵柄です。
二代目 イラストレーター・原田治二氏 オサムグッズで超有名
三代目は、初代の横山隆一氏の絵柄を復刻しているそうです。
還暦記念というのがあったのですね。生誕60周年を迎えることを記念して、赤いちゃんちゃんこを羽織っています。
金色のものはレアもの コレクター間で高値で取引されているんだとか。
八景島シーパラダイスとのコラボ
横浜市出身の亡き落語家桂歌丸師匠が描かれたひょうちゃん 弟子の桂枝太郎さんが描かれたもの
(中央)横浜マリノスとのコラボ (右上)JR東日本とのコラボ(上)けいきゅうとのコラボ
残念ながら工場内は撮影禁止です。
なぜ崎陽軒の工場見学は人気? 「ひょうちゃん」に試食も/神奈川新聞(カナロコ)
製造ライン見学のおおまかな流れは、以下のとおりでした。
シウマイの製造工程見学→駅弁の歴史→シウマイ弁当のひみつを紹介→弁当の箱詰めライン見学→できたてのシウマイ・シウマイ弁当のおかず・中華菓子の試食 全行程所要時間:約90分程でした。
何気に普段食べている崎陽軒のシウマイですが、いろいろなるほど!と、思わせてくれた豆知識を覚えている範囲で紹介させてもらいます。
- なぜシュウマイでは無く「シウマイ」表記なのか? 創業者が栃木県出身で訛っていたから。シューマイ→シーマイ
- 原材料は至ってシンプル 豚肉、タマネギ、干帆立貝柱(戻し汁も重要)、グリーンピース、調味料(でんぷん、塩、砂糖、コショウ)、皮に使用される小麦粉のみ
- なぜ冷めても美味しいのか?“豚肉”と“干帆立貝柱”が混ざり合うことで、豊かな風味とうま味が生まれ、冷めてもおいしいシウマイが食べられる。
- グリーンピースが中央に載っていないわけ 今は、原材料と混ぜ合わせているため
- 「真空パック」の技術を開発したのは実は崎陽軒が最初 シウマイは消費期限が17時間なので遠方に住む人には食べられなかったのだが真空パック技術を取り入れた事により5か月間は常温保存が出来るようになった。
- シウマイ弁当のパッケージは、横浜と東京で図柄が異なる
(左) 東京都内で一般で手に入るもの (右)横浜市内限定
また、描かれているランドマークが微妙に異なっている(例:東京版(東京スカイツリー)横浜版(マリンタワー)
パッケージも東京版は、蓋に印刷されたものだが、横浜版は掛け紙を紐で十字に縛っている。
お待ちかねの試食コーナー 出来たての「昔ながらのシウマイ」と「シウマイ」お弁当の人気おかず「タケノコの煮物」そして、ひょうちゃんサブレを頂きます。
まずいわけがありません。定番いつもの変わらぬ味でした。
写真撮影スポット
歴代シウマイ娘 制服
数ある工場見学の中でもダントツで大人気なのも頷けます。
一時間半たっぷり 崎陽軒の歴史からお弁当の秘密、生産ラインを全てオープンで見させて頂けます。現在のものと昔ながらのシウマイの食べ比べ試食も嬉しいところです。食べ足りなければショップで即購入出来ます。
我々は、食べ足りなかったので売店で「シウマイまんじゅう」を頂きました。
餡がシウマイの具材になっています。ようはミニミニ肉まんのようなもの
予約が三か月前の0時となかなか厳しい時間帯ですが、平日の午前中の回であれば、運よく空いている事がありますので辛抱強く狙って見て下さい。
【マップ】
いろいろな工場見学へ行っていますがここは本当にお勧めです。
朝一で見ても全ての枠が既に埋まってますからね。やはり訪れたい日の3か月前夜中の0時になったら速攻で予約を入れないと無理そうですね。