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【映画レビュー】話題の「ゴジラ-1.0」観て参りました!

2023-12-11 16:34:59 | 映画・テレビ・アニメ
当初は全く見る気など無かった同映画。
「どうせシリーズのリメイク版だし、そもそもいい大人が怪獣映画なんてね。」
と、映画の内容をろくに知りもせずに小バカしていたのも確か。
ですが…。
いざ封切りされてから、じわじわといろいろなメディアなどで絶賛され何でも
邦画の全米興収で歴代1位になったとのニュースが!これって、凄いことらしいです。
YOUTUBEなどでも絶賛する声が多数聞こえて来てシン・ゴジラの時もそうでしたが
「じゃぁ、そんなに話題になっているならちょっと観てみようか」
と、本命の「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~ (後日レビュー予定)」と、併せて甲府イオン東宝シネマズにて観て参りました。
【予告】映画『ゴジラ-1.0』《2023年11月3日劇場公開》
~以下ネタバレ言動あります
まず、ミリタリ好きの立場からすればこれだけでも見る価値アリ!
登場する艦船や戦闘機など…。もうそれだけでもヲタク心理をついています。
「震電」が登場するシーン まぁ、事前に映画プレビューのカットで登場していたので分かってはいたもののやはり思わず「おおっ!」と唸ってしまいました。
あと登場する艦船 重巡洋艦 「高雄」転んでもただでは起きない大和魂を見せつけてくれた捨て身の「0距離射撃」は、素晴らしい演出でした。
駆逐艦「雪風・響」も登場 両艦とも舞台設定の戦後でも奇跡的に現存艦として存在しゴジラ討伐に駆り出されたと言う展開もなかなか憎い設定でした。

シン・ゴジラは、もしゴジラが現代に登場したら?と、言う設定でしたが、今回のゴジラ-1.0は、シリーズの原点回帰 舞台こそ戦後の日本になっていますがほぼオリジナルのゴジラ映画の雰囲気を踏襲していました。
(ゴジラのテーマ ジャラジャン・ジャラジャン・ジャラジャラジャラジャン♪ が流れてきた時は、鳥肌が立ちました。)
初代のゴジラシリーズは、大人になった今観ると着ぐるみ感があって、どうしてもニッチ感が先行してしまうのですが最近のシリーズではフルCGとVFXがリアリティを増しゴジラの「恐ろしさ」が伝わって来ます。
特に背びれが青白く光りながら飛び出しその後壊滅的な被害を及ぼす「チェレンコフ放射?」は、歴代ゴジラの火炎放射とは比べものにならないくらいの恐ろしい演出でした。
さすが、日本でVFXを駆使した映画を製作するトップランナーの 山崎貴監督 が手掛けるゴジラ映画となっていました。
ストーリー自体もただ「ゴジラVS人間の知恵」のような見せ場だけではなく、登場する人物それぞれにフォーカスを当てながら丁寧に心理描写や人間関係などのサイドストーリーも同時に描かれていて、薄ぺらなストーリーになりがちの怪獣映画をヒューマンドラマに仕立てています。
そもそも戦わずして逃げ帰りウジウジと自責の念を引きずる主人公敷島。
戦争孤児となっていた幼子明子を引き取り育てていた典子との出会い。
また、彼らに関わる人間関係など。馴染み深い役者さんたちが演じていて、好感が持てました。自分的には連ドラの「らんまん」主人公夫妻が再共演と言う話題だけで、結構見入ってしまいましたが、この辺りは賛否ある様でゴジラ映画なんだから深堀するドラマパートは不要と言う人も多いようです。
「海神作戦」は、なかなか興味深い作戦で面白かったのですが、ゴジラの生命力が上回っていて結局作戦自体は中途半端で終わってしまいました。
しかし震電が特攻をかけて自爆…。
敷島がかつて所属していた海軍航空隊その整備班だった橘ではないと整備を任せられないという伏線はここで見事に回収されました。なかなか憎い演出でした。
ゴジラの登場でパニくる銀座の人混みの中で典子との遭遇場面やラストの死んだはずの典子と再会。誰もがあの瓦礫が飛び交う銀座で死んでいたと思っていましたから。まさかのハッピーエンドのオチ。
ご都合主義も少々目立ちはしましたが、前回の「沈黙の艦隊」同様 現在のVFX技術で日本映画もここまで出来るんだと思った秀逸の作品だったと思います。
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