雪割草~書家・木原光威のブログ

「読まれるための書」ではなく「鑑賞(み)られる」書を

第41回石門書展を見てきました。

2013-03-23 17:38:21 | 書展





先日ご案内しました第41回石門書展を早速拝見。

本日は表彰式もあり家族連れでたいへん賑わってました。




代表の薄田逸齋氏は半切軸2点。全体は賛助出品等5点を含めて46点の出品。

県民会館の広いAギャラリーを大小の作品が埋めていました。





薄田氏「孝則生福」


薄田氏が古典的なものから現代的な表現まで幅広く発表されている影響からか

会員のみなさんも様々な分野に挑戦していて

同じ顔の作品が並んでいないところがなんといってもいいし

しかもある一定レベル以上の作品が大半で

なるほどと教えられるところもあり

たのしく観展しました。





現日会でご一緒の伊藤牙城氏も賛助出品。今日は埼玉から観展に来られていました。



伊藤氏「楊ケン語」





そして私も賛助出品を







宮沢賢治詩より「私は気圏オペラの役者です」














スプーン展2

2013-03-18 19:41:21 | 展覧会





全国的にも知られる洋食器の燕市。

その生産品のひとつであるスプーンを

独自の感性と表現方法で制作したものを展示するという展覧会が

燕市産業資料館企画展示室で開かれています。

金工だけじゃなく、ガラス、七宝、染織、彫刻、漆芸、版画、書といった

様々なジャンルの21人の作家たちが参加していて

ものがスプーンだけにそんなに広い空間ではなかったけれど

内容は濃密で高度で、とても楽しめました。


案内は三条美術協会でご一緒の椛澤伸治氏から頂いたもの。

椛澤氏は炉灰匙を伝統的な手法で制作。

それでいて現代的な洗練された雰囲気を漂わせたものに仕上げてられました。


私の最近の中ではヒットの展覧会。

三条、燕、加茂といった近接する地域のものづくり文化のよさを

再確認させて頂きました。



場所は燕市産業資料館 企画展示室

会期は3月31日(日)まで 



「第11回 日新現代書研展」 と 「第7回 解衣社展」

2013-03-15 18:48:41 | 書展




第11回日新現代書研展が本日より始まりました。

日新現代書研は「漢字と仮名の融合を目指し、読める書であり、市民と対話のできる書を目指して

錬成会や研究会を通して学び合っている」(会報より)団体です。

佐藤光堂会長をはじめ県内外で活躍されている幹部の方々から

新進気鋭の若手まで、多くの会員が出品。

見応えあって楽しめました。

先日当ブログでも紹介しました小黒哲也氏も出品されています。

3月15日(日)(最終日午後3時まで)まで。

新潟県民会館3階ギャラリーA。







そして今新潟県で最も注目されている(と私は思っている)「第7回 解衣社展」

メンバー7人のグループ展。


いずれもまだ30代の若手ですが、

県内外の高校書道教員や大学の准教授といった教学の場でも活躍している人たち。

特別陳列のコーナーを設置したり

研究成果を発表した冊子を用意したりと

自分達の作品発表だけの書展にしていないところが非常にいいのです。

それぞれが研究テーマを持っていて

それを作品作りにどう反映させているかも見所のひとつで

毎回たいへん高度な仕上がりを見せています。


今年の特別陳列は「扁額の美」ということで鉄斎や八一が展示されるようです。

会期は再来週3月29日(金)から31日(日)まで。午前9時~午後5時(最終日午後3時まで)

会場はりゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)4階ギャラリー


必見の書展です。











第11回現日新潟会員書展のご案内

2013-03-14 20:57:16 | 書展




現日会の新潟支部会員展のご案内です。

毎年3月に開催。

県内高校書道部の作品を賛助出品という形で一緒に展示しますが

それも今年で3回目。


今年は三条東高等学校です。

三条東高等学校書道部は県内でもレベルの高い名門校の一つ。

どんな作品が出てくるか非常に楽しみです。


期間 3月28日(木)~3月31日(日)

   午前9時~午後5時(最終日は午後3時まで)

会場 新潟県民会館3階ギャラリーA



ちなみに私も出品しています。

お時間ありましたら是非お運びくださいませ。

花 4

2013-03-13 21:42:07 | 作品
      花




昨日はよく晴れて

我が家の窓から弥彦山がよく見えました。







田んぼの雪もすっかり消えて

土の匂いがしてきました。

私が感じる春です。



今日は一転寒くなりましたが

こうやって三寒四温を繰り返して

いよいよ本格的な春がやってくるのでしょう。




家の裏にふきのとうが出るはずだけれど

今年はどうでしょう。

去年は取りそこねてお化けみたいになって

天ぷらにできず悔しい思いをしましたが。

今年はまだ間に合いますか。




「花」とは関係ない話で恐縮です。




土色の風景が明るく彩りを見せるのは

もう少し後です。