7月30日に在庫処分品を200円で買ったもので、買った当時は殆ど根腐れを起こしていてまともな根はなかったのだが、予想通りに新しい根を出してきた。
このラン、小さな花がまとまって咲くため人気があるようなのだが、多くの場合「根腐れ」でダメにしていることが多いようであるが、管理さえ間違わなければこのように沢山の根を出してくれる。
一般的にはミズゴケで植えている場合が多いのだが、ミズゴケに限らず「植えた年は良いのだが翌年からおかしくなる」と言う場合が多く、植え込み材料が少しでも古くなると根腐れの原因になってしまう。
私の場合は軽石を主体にしてはいるのだが、これとて万全とは言えず、最終的には「根は無理に鉢に収めない」と言うのが最善のようである。
多くのランは木の幹や枝に着生して「気根を伸ばしている」と言うことが多いので、一般の植物のように「根が空気に触れて乾燥すると枯れる」と言うことは無く、むしろ「根が空気に触れていないと窒息死(根腐れ)する」と言う事が起きてくるのである。
このことを考えれば「根が鉢の表面に張る」と言うことは理にかなった事で、その植物本来の姿と言ってよいだろう。