Satoru's diary

日々の想いをつづります。
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今の農業保護 そろそろ卒業?

2013-04-02 11:26:30 | 日記
2nd Apl 2013 (Tue) 今の農業保護 そろそろ卒業?

久しぶりにちょっとまじめな日記です。(笑

そろそろ今の農業保護を卒業したらどうか? という日記です。 工業も保護から卒業し、グローバルで戦っています。 @苦戦していますが... そして日本のサービス業も世界で戦っています。

ただ、農業保護を一切やめよう! 貴重な税金を農業に投入するな! といっているのではありません。 国の?国民の?税金を投入するのだから、明るい農業の未来のための税金投入にしていきたいというのが私の願望です。


たまに意見が合う、大前研一さん。 大前研一さんも言っていますが、私も、日本は? 日本政府は? 農業、特にコメに対して騒ぎすぎだと思います。

よく日本の食糧自給率は低い! とか危ない! とかいいます。

食糧自給率には、カロリーベース自給率と、生産額ベースの自給率があります。 2010年農林水産省発表のデータによると、カロリーベースは39% 生産額ベースは69%です。

品目別自給率は、卵類は96%、野菜類は81%、芋類75%、牛乳・乳製品67%、肉類は56%、魚介類54%、果実類38%、穀類27%、豆類8%などとなっています。 豆類はほとんど輸入に頼っているんですね?

農業保護の必要性は理解しますが、方向が間違っていると思います。 税金を投入するならば、本当に強い農業を作るために使ってほしいと思います。 ただ単に、収入が減る農家に補助金を与えるだけでは、その農家の家族はいいかもしれませんが、日本の将来のためにならないと思います。

みなさん、ご存じか分かりませんが、アメリカの農業は日本より手厚く保護されています。 @日本の農家はもっと保護されていいと思っているかもしれませんし、農水系政治家はアメリカを見習おうとしているかもしれません。 しかし、アメリカの農業は重要は輸出産業であり、外貨を稼ぐ大事な産業だから保護されているのです。

なぜ農業、特にコメばかり騒ぐのか本当に理解できませんが、コメは毎年余って、古米、古古米が生まれているんですよ。 政府も「たくわえくん」とかいう愛称で備蓄米を持っていますし、コメの値段を維持したいのは分かるけど、余るくらいなら安く売って欲しいものです。 一方で日本人のコメ離れを騒いでいますが、コメを安くしてくれれば、日本人はコメを食べると思いますよ。 @お役人さん?


あと... 個人的には、農業の株式会社化を加速してほしいです。

私はIT産業に従事していますが、私一人ができることなんてとても小さいです。 私は?私たちは会社に所属し、多くの人が一つの目標に頑張って、一人ではできない、大きな仕事を成し遂げます。

農協に所属している農家もいるかもしれませんが、会社員に比べたらまだまだ安定した暮らしが得られる状況ではなく、大変な生活を送っていると思います。

少しずつ始まっている農業株式会社化で、もっと効率よく、安全な農産品を作ってほしいです。 会社員が嫌で脱サラして農業始めた人は困るかもしれませんが、一農家ができることは限られています。 そしてそんな農家がこの21世紀、22世紀と生き残っていけるか分かりません。


日本の工業も世界と戦うために、国内の町工場から外国に工場を建て、外国の安い労働力を使って、品質、生産性を高いレベルで維持しながら、世界で戦っています。

既に商社がやっているように、日本の農業も、国内の畑ではなく、外国に巨大な畑を買って、安い労働力を使って、品質、生産性を高いレベルで維持して、世界と戦う世の中がくるかもしれません。

しかしまずは... 貴重な?国内の農地も余っているので、会社が買うなり、借りるなどして、日本の自給率が低い品目などを育てていく世の中になってほしいものです。 なぜならば、近い将来、世界的食糧難の時代はやってきます。


大前研一さん曰く... まず米韓FTAを結んだ韓国の結果を見てみると、関税引き下げの恩恵を受けた工業品の輸出は大幅に伸び、懸念していた韓国国内農業の打撃はそれほどでもなかったと言っています。 @本当かな?

そして、日本も過去、ピーナッツ、サクランボ、オレンジや牛肉なども市場開放し、安い米国産が入ってきましたが、それほど国内産業は打撃を受けていませんし、一般消費者は安い商品も選べるようになりました。

最後に、過去ガット・ウルグアイ・ラウンドなどで6兆円を超える税金を農業に費やしてきていますが、日本の農業の生産性は上がっていないし、強い産業になっていません。 農家の人の苦労は理解しますが、今のスタイルのまま続ける農業は、もしかしたら時代遅れかもしれません。 @一方、今の?昔の?スタイルの農業で成功している人もいます。


従って、TPPで米国に言いなりになる必要はありませんが、日本の農業もGlobal standardに挑戦する時が来たのかもしれません。 私の様な会社員より、骨太で根性がある日本の農家(農業)がそう簡単に世界にやられるほど柔じゃないことを証明してほしいです。(笑

農業政策を語りだしたら止まりません。 言い足りない事はいっぱいあるので、また次回に話します。(笑

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