思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

北海道 川湯温泉 お宿欣喜湯に宿泊するその2 夕食膳の紹介

2022-02-08 06:35:58 | 2022年の旅行記(国内旅行)
風呂を上がってロビー周りをぶらっと。



以前は入ってすぐ右に土産コーナーがあったんですがしゃれたロビーというかコワーキングスペースになってた。カウンター席には全席に電源が設置されていたし、テーブル席だがwebカメラ繋いだパソコンで作業している人が2人。ワーケーション需要を取り込もうという話でしょう。



そして土産コーナーは移動してた、以前はゲームコーナーだったっけ?だとしたら不要だよね、ここの客層でゲーム機で遊ぶようなのはまずいない。川湯温泉に来るのは湯に惚れた人、または大自然に興味のある人じゃないかな。



そろそろ夕食に向かいましょうか、18時・18時半・19時からというので18時半にしました。2階のレストランですがかなり雰囲気が変わってた。隣にある宴会場もすべてレストランにして(以前は混んだ時だけ使ってた)テーブル間隔もかなり広めにとってある。従業員はやはり外国人ばかり、さっきの人と別の女の子と。勿論日本人はいますけど監督しているだけなのか、給仕や説明はすべて女の子だった。周囲を見ると夕食は8組分程度用意してあったり食事していたりと。やはり1月の平日なので少ないだろうが、この中に北海道でまん防適用となれば道民割も停止になるからと駆け込み需要もあるかもしれない。



飲み物は勿論サッポロクラシック。



くどいようですが「瓶ビールは裏切りません」、ここ非常に重要です。風呂上がりのビールは猶更うまい。



料理は最初にこのようにセットされていました。前に盆があって終えた皿はこちらへとある。接触機会を減らしたいから都度都度下げには来ないということだろう。提供に関してはきちんと行うが、ご飯と味噌汁に関してはセルフサービスというのが解せないな、だから最初から香の物がセットされているのか。でもそのあとなんとなくわかります。お品書きがあったのでそれに従って説明する。



先付けの雲丹豆腐、以前はこんな洒落た感じのあるものは出てこなかったな。今回は、というかいつも最安の基本膳です。ひとりで釜めしとかきんきの塩焼きなど食べきれませんよ。なかなか濃厚な味わい。



お造りは2品、鮪と油鰈とある。アブラカレイはこの季節の魚で、最近ではカラスガレイともどもエンガワが回転寿司のネタとして重宝されている感じはする。でもこういう刺身となると別で、新鮮でないと食べられないらしい。時間がたつと身が柔らかくなって溶けた感じになるからで、脂が多い証拠か。もうちょっと刺身があるといいなあ。



陶板焼きは牛ロースとあった、お肉は柔らかめだけど味付けが普通の焼肉のたれっぽいな。最初から味付けずにポン酢でも提供してくれたほうがおいしくいただけるのではと思った。これはちょっと残念な気がしました。



でも鍋はとても美味しかった。火をつける前の写真で恐縮ですが豆乳白味噌仕立てとあって濃厚ながらまろやかな味わいで牡蠣からいい出汁も出ているんですよ。この汁で締めの雑炊を食べたいくらいだから。



茶碗蒸しはさらさら目の餡がかかったウナギの入ったもの。これは酒飲みとしてはうれしいもので、よくある甘ったるい茶碗蒸しなど女子供が喜んで食べるものだろう。甘い茶碗蒸しは酒肴にはならんしご飯と一緒に食べるのもなんだかなと思うよ。しかしこういうのなら別なんです。

ここで隣の卓の2人組のオッサン、ひとりがもう食べたくない具合悪い、寒気がすると言い出し「俺は部屋に戻って寝るから、お前はゆっくり食事してけ」という、そこに係が次の料理を運んできたのでひとつは下げていい。具合悪いから部屋に戻ると伝えると係は「早くおっしゃっていただけたら、なにか軽い別のものをご用意できたのに」と。そしたらオッサンはこう言ってレストランを出て行った。「朝から寒気して具合悪いんだ、そこまで気を使ってくれなくて結構」。

このご時世、具合悪いなら旅行するな!!

入館時に検温と問診票の記入とあったが、問診票は適当なことを書くからなんとでもなる。最近問診票をやめた宿も多いが(GoToトラベル時は問診票記入が必須条件だったが、やってないなら必要ないということ)ここのは項目もアップデートしているのか風邪薬飲んでないか、解熱剤飲んでないかというのがあった。おそらくオミクロン対策なんだろうとは思う。そして最後に具合が悪いときは速やかに申し出て部屋から出ない、宿の指示を仰ぐこととあり署名欄があった。しかしこの雰囲気では宿側は客が具合悪いとわかってもそのままスルーすると思う。検温はさいきんよく見るカメラに向かってというやつなので精度は非常にいい加減だ。この時期寒いから絶対低めに出るし、私も確か35.3度とかだった。本当にそんな低体温なら具合悪いから。



本日の替り皿とあり海老の天ぷらと珍味的なものがいくつか、聞いたけど忘れちゃったが酒肴にはもってこいでビールは2本目、地酒にしようか悩んだが今日はビールで。



うどんは前回も出てきた、定番料理なのだろう。地元に摩周うどんというのがあり、それのきつねうどん。でんぷんを多く混ぜているのか長時間たっても麺がのびない。そしてご飯と味噌汁は自分でとりにゆく。



ご飯はななつぼし、味噌汁にはベビーホタテが入ってた。白味噌だけどなにか風味が違う、品書きには粕吸いとあるから酒粕入りなのだろう。ご飯は当然お替りできるけど味噌汁も可能なのかな?ほぼ人数分の具入りの椀が用意されていたが。



最後はゼリーでおしまい。

今回の感想だけど、ここの宿の料理は相変わらず味付けはいいと思う。そこは老舗の技といえよう。しかし前回の宿泊時と比較して内容ダウンになっているのは否めない。いや、初めて宿泊したときと比較してもダウンしているように思う。これが前回の料理だけど見比べてほしい。しかし夕食を食べるのも今夜が最後です。実は楽天やじゃらんでは「食事つきプランは3月末で販売終了します」とあったのでおそらくとは思っていたが、4月からは夕食の提供を取りやめて素泊まりか朝食付きの宿として営業すると公式サイトに挨拶文が載った。そして忍冬では川湯温泉の宿で初めてバイキングに切り替えてそちらがメイン。高級プランはお膳形式を継続とある。なので今後は自分で夕食を持参するか、温泉街の飲食店を利用するか(プラン設定予定)、忍冬のバイキングを利用するかの3パターンになると。そして部屋も和室にベッドを設置して和風シングル・和風ツインなどとして販売するとある。営業スタイルの大幅変更だ。

社長の挨拶
「新型コロナウイルスにより旅のスタイルが従来のスタイルから「個人」「少人数」へと移りゆく中、お宿欣喜湯は今後、温泉街では少し珍しい「ビジネスホテル」のようなスタイルのホテルに生まれ変わり、これまで以上に「個人」、またはワーケーションなど「滞在型」のお客様にも選ばれるホテルを目指します。
~中略~
「ビュッフェ」はお宿欣喜湯のお客様もご利用頂けるため、お宿欣喜湯のお客様は温泉街の飲食店と別邸忍冬の「ビュッフェ」、そして温泉街の飲食店のお食事がついたセットプランから夕食をお選び頂けます。結果的に川湯温泉での「夕食の多様性」が広がり、温泉街の飲食店との「共存」も実現出来ると考えています。

私は古い考えの人間だから温泉旅館に泊まればその宿の味を楽しみたい。それがバイキングでもその宿の味という考えだけど実際には1泊朝食付での予約は多いのだろう。ロビーで見かけたほかの客の顔は見えない、早々に食べ終えた?いや私と同じタイミングで風呂に入ってたしそれはなかろうかな。それに若い客にはお膳は量が少なく好きなものが食えずというのもあるだろう。酒飲まないのも増えたからなおさらで、19時に入ってきた20代の男2人組、係から説明を受けドリンクはと聞かれるといりませんと。そして一目散にご飯をてんこ盛りに持ってきて食べる、ほかの料理も一気出しにしてと頼んだからすべて揃ったが食べ終えるまでにかかった時間は20分もかかっていない。お膳は会席のスタイルにのっとって酒を飲みながら楽しもうだから合わないんだね。こういう客ばっかりになると夕食不要論にはなってしまうのか。とても残念です。

あと余談だけど、食べている最中に先にひとり帰った卓が残ったほうも帰ったので下げ膳をはじめたが、普通の恰好していたから本来は布団敷のバイトなんだろうが(そろいの制服は着ていない)、その場で残飯を使った割り箸でひとつの皿にまとめるのはやめようよ、そういうのは裏にそのまま下げてからやってほしい。目に入っていい気分にはならないし。





部屋で飲みなおすが湯冷めしたので22時過ぎに風呂にゆく、露天風呂は照明をかなり絞っている感じで、以前は奥側にあったのがないために、洞窟で風呂に入っているかのような暗さで外気は寒い。マイナス10度以下には違いないが見上げると星が見えたのでよしとしよう。ほんとに皮膚の弱いところを攻撃してくる温泉だ、なんか肛門がひりひりするな、まるで韓国旅行2日目の夜みたいだぞ。でもこれならコロナウイルスが付着しても殺菌してくれると思う(ウイルスは菌ではないけど)。



国内旅行ランキング