ダイエットに効果的?
タンパク質の多い食事は、満腹感が持続するとのだとか。
『米国医師会誌』に掲載された医学レビュー(2004年10月)によると、
タンパク質の食品はたとえ少量であったとしてもお腹を満たす効果に優れているそう。
また、卵は脂肪をたっぷり含んだ肉類よりもカロリーが控えめなのも嬉しいところ。
目の健康にも◎
ワシントン大学の栄養科学部門で教鞭を取るアン=マリー・グロスター博士によると、
「卵は果物や野菜に含まれていることで知られる“カロチノイド”を含有し、
免疫系機能を強化してくれる働きがある」とのこと。
また、卵に含有されているルテインとゼアキサンチンは、
目の健康を維持する役割も果たすのだとか。
2019年に発表された研究によると、特にルテインは子どもから大人まで
目の認識力に効果を発揮するとのこと。
「テレビやパソコンから放出するブルーライトを自然にフィルタリングし、
また白内障や視野狭窄(視野が狭くなる)の予防の役割も果たします」
とグロスター博士は解説。
バランスの良い食事を心がけることでこうした栄養素を摂取できるものの、
「卵には脂肪酸も含まれているため、(葉もの野菜などの他の食品と比較し)
ルテインとゼアキサンチンが吸収されやすいのです」。
健康な骨を作ってくれる
卵はビタミンDが摂取できる数少ない食品のひとつであり、カルシウムの吸収、
健康な骨の維持、神経機能の促進、および炎症を抑える効果があるのだそう。
「卵に含まれるその他の必須栄養素とビタミンには、DHA(草食で育った鶏よりも高い含有量)、
ビタミンB、脂溶性ビタミンA、D、E、Kなどがあります」とバウシュさん。
また「(卵に含まれている)微量ミネラルであるヨウ素とセレンは忘れられがちな栄養素です。
しっかり摂取できないことが多い栄養素なのですが、
脳の発達、甲状腺機能、肝機能に役割を果たします」とも説明。
完璧なタンパク質食品
卵は体内の筋肉と組織を再構築するために必要である、
9つの必須アミノ酸をすべて含んだ超優秀なタンパク質食品。
タンパク質は体を構成するほぼすべての部分で必要な成分。
サイズによるものの、卵1個には5~8グラムのタンパク質が含まれており、
また卵を食べれば自動的に必須アミノ酸も供給されるというのだから食べない手はない!
身近でおいしくてヘルシーな卵。いろんな料理に使えるので、
ぜひ日々の食事に積極的に取り入れて!
※この翻訳は、抄訳です。