「チャント!」アンカーマンの大石邦彦です。
2022年11月23日、「全国有志医師の会」の緊急会見が行われました。
全国の医師たちが名古屋に集結して何を訴えたかったのか?
ワクチン後遺症外来についてもお伝えしますので、参考にして下さい。
また10月20日に結成された、ワクチン接種後に亡くなった人の遺族会。
その会見の模様をVTRでお伝えしつつ、救済認定の現状を解説します。
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2022年11月23日、「全国有志医師の会」の緊急会見が行われました。
全国の医師たちが名古屋に集結して何を訴えたかったのか?
ワクチン後遺症外来についてもお伝えしますので、参考にして下さい。
また10月20日に結成された、ワクチン接種後に亡くなった人の遺族会。
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最近、グルテンフリー食材を見かけることが多くなってきました。
海外の著名なアスリートやセレブが、グルテンフリーの健康効果を発信していることもあります。
「グルテンフリー食材はなんとなくよさそう」というイメージがありますが……。
今回は、「グルテンフリー」について、山田悠史医師に聞きました。
山田 悠史 米国内科・老年医学専門医。慶應義塾大学医学部を卒業後、
日本全国の総合診療科で勤務。新型コロナ専門病棟等を経て、
現在は、米国ニューヨークのマウントサイナイ医科大学老年医学科で高齢者診療に従事する。
フジテレビライブニュースαレギュラーコメンテーター、NewsPicksの公式コメンテーター
(プロピッカー)、コロナワクチンの正しい知識の普及を行うコロワくんサポーターズの代表。
カンボジアではNPO法人APSARA総合診療医学会の常務理事として活動。
最新刊は、『最高の老後 「死ぬまで元気」を実現する5つのM』(講談社刊)。
Twitter:@YujiY0402
編集:最近、グルテンフリー食材や対応レストランを見かけることが多い、と感じています。
山田:そうですね。こちらアメリカでも、グルテンフリーはかなり一般的で、
わりとどこのスーパーでもグルテンフリー食材を見かけます。
グルテンフリー食材には、どのようなイメージを持たれていましたか?
編集:「太りにくい」「肌荒れしにくい」など、ポジティブなイメージですね。
グルテンフリーダイエットにもチャレンジしたことがあります。
山田:なるほど。そもそもグルテンとは、小麦に含まれるタンパク質のひとつです。
そしてこのグルテンが、「子どもの成長過程に悪い影響がある」
「太りやすいのではないか」という仮説をもとに、グルテンを含む食材が良くない、
というネガティブなイメージがメディアを中心に伝えられることが多いのです。
ですが、実際の研究が示していることは、実は逆なんです。
編集:え? そうなのですか?
山田:はい。あくまで相関関係ではあるのですが、
「グルテンが含まれた食材を摂取した人たちの方が、
健康リスクが低い」という研究が複数あります。ですので、
メディアが広めたイメージは、実際とは逆なのですよね。
グルテンに対する免疫反応が腸の中で起こってしまう病気の方のための食事法なのです。
セリアック病の方は、グルテンをとるとアレルギーのような症状が出たり、
ひどい下痢をしてしまうこともあり、この方々にとっては、
グルテンフリーはとても重要なのです。
ですからグルテンフリーの食材・食事法は、必ずどこにでもあります。
ですが同時に、日本では、セリアック病の方は非常に少ないということが知られています。
私は日本で10年以上医師として勤務しましたが、
セリアック病の方にお会いしたことは、全くありませんでした。
編集:なんとなくのイメージで、グルテンフリー食材の方が
健康や美容によいと思っていましたが、セリアック病でなければ、
あまり気にする必要がないのですね。
山田:食品というのは、そもそも因果関係の証明が難しいのです。
「グルテンを摂取したから肥満になる」ということを証明するのは難しいのですが、
実際には「グルテンフリーダイエットをする人ほど肥満が多い傾向がある」
という関連性は知られています。
編集:私たちが持っていたイメージとは、全く違いますね。
なぜここまでブームになったのでしょう。
山田:前述したように、そもそもグルテンフリーの食品は、
セリアック病の方のためにできたものです。ただ、少し過剰広告され、
いろいろな後付けの理屈・説明がつけられていると思います。
メディアなどで、グルテンフリーについて言われていることの多くには、
実は根拠がないのですよね。情報がひとり歩きしてしまっている例の一つかな、と思います。
編集:なるほど。
山田:グルテンフリーを選ばれる方というのは、
葉酸や鉄分などの栄養素が不足しがちで、
それらを補充することが必要な場合もあります。
補充せずに厳格なグルテンフリーの食生活をしてしまうと、
栄養素欠乏といったデメリットにもなり得ます。
また、イメージとは異なり、
糖質や脂質などはむしろ多くなる傾向にもなります。
ですから、注意が必要ですよね。
編集:グルテンフリー食材が必要な方がいることは前提として、
そうでない人が積極的に利用する根拠は薄そうですね。
山田:そうですね。こうした流行は、必ずしも科学者からではなく、
有名な方が、悪気なく発信することで起こりえるのかもしれません。
そしてその言葉を企業が広告に使う……といった流れで、
余計に流行に火がつくのではないでしょうか。
編集:そう考えると、受け手側としては、あまり流行の情報に一喜一憂せず、
振り回されないようにしたいと思います。ありがとうございました!
構成/新里百合子
訪日したプーチン大統領(2016年12月)
Sputnik/Michael Klimentyev/Kremlin/via REUTERS
ウラジーミル・プーチン大統領が率いるロシアは、
ウクライナへの大規模侵攻に着手する何カ月も前の
2021年夏、日本を攻撃する準備を進めていた──
こんな衝撃的な情報を、本誌が入手した。
これはロシア連邦保安庁(FSB)内部告発者からのメールで明らかになったものだ。
【動画】プーチン「重病説」を再燃させる「最新動画」...脚は震え、姿勢を保つのに苦労
3月17日付けのこのメールは、「Wind of Change(変革の風)」と名乗るFSB職員が、
ロシア人の人権擁護活動家ウラジーミル・オセチキンに定期的に送信しているメールのひとつだ。
オセチキンは、ロシアの腐敗を告発するサイト
「グラグ・ネット(Gulagu.net)」の運営者で、
現在はフランスで亡命生活を送っている。
メールのやり取りをロシア語から英語に翻訳しているのは、
米ワシントンを拠点とする非営利団体「ウィンド・オブ・チェンジ・リサーチグループ」の
事務局長イーゴリ・スシュコだ。本誌は、同氏から全メールのやりとりを入手した。
オセチキンが公開した内部告発者のメールは、FSB専門家で
オープンソースの調査報道機関べリングキャットの代表のクリスト・グローゼフによって
分析されている。グローゼフがこのメールを「FSB(現・元)職員の知人」に見せたところ、
「FSBの同僚が書いたものに間違いない」という答えが返ってきたという。
オセチキンが3月に受け取った内部告発者からのメールには、
2021年8月にロシアは、「日本を相手にした局地的な軍事紛争に向けて、
かなり真剣に準備をしていた」と書かれている。
このFSB内部告発者によれば、ロシアが攻撃相手をウクライナに変えたのは、
それから何カ月も後のことだった。 「日本とロシアが深刻な対立に突入し、
場合によっては戦争に発展する可能性はかなり高かった。
最終的にはウクライナが選ばれた(シナリオ自体はそれほど大きく変わっていない)が、
その理由は私が答えることではない」とメールには書かれている。
■ロシアにとって北方領土は「交渉の切り札」
内部告発者は、日本を標的にした電子戦用ヘリコプターの展開について詳しく語っている。
また、ロシアがプロパガンダ・マシンを作動させ、日本に「ナチス」「ファシスト」という
レッテルを貼る作戦を強く推し進めていたことについても説明している。
内部告発者は、ロシア政府と日本政府の間にある「主な障害物」は北方領土だと述べている。
「日本政府にとっては、北方領土が現在の地政学的関係の土台となっている。
日本にとって北方領土の返還は、戦後のステータスの見直し
(場合によっては取り消し)を意味することになる」とメールには書かれている。
それに対し、ロシア政府にとって北方領土は
「有利な交渉の切り札」であると、内部告発者は続けた。
「中国は、戦後の取り決めを見直す試みをすべて、非常に否定的に受け止める。
そして、北方領土を巡る紛争で日本が勝利するようなことを、中国政府は容認しない。
絶対に認めることはできず、ロシアがそうした『贈り物』をすれば、
中国は対露関係をたちまち複雑にするだろう」
FSBは2021年8月、第2次大戦中に日本の特殊部隊が
ソビエト連邦の国民に拷問を与えたとする文書や写真などの機密を解除した。
内部告発者によれば、こうした機密を解除して
「ロシア社会で反日情報キャンペーン」を開始するのがFSBの目的だったという。
「機密解除はまさに唐突で、ほとんど予想外と言える動きだった」とメールには書かれている。
機密解除された情報には、第2次大戦時の日本陸軍大将で
関東軍総司令官だった山田乙三に尋問した際の情報も含まれている。
「もともと8月8日の時点では、ロシアのマスメディアは
機密解除のニュースをかなり控えめに報じていた。
その内容は、日本が1938年から対ソ連戦争に備えて、攻撃計画を密かに立てたり、
陽動作戦を計画したりするなどしていたというくらいのものだった」と告発者は書いている。
「しかしロシアのメディアは8月16日、文字どおり爆発的に報道を開始し、
それと同時に、機密解除された文書についての論調も一変した。
たとえば、日本が細菌兵器開発のためにソ連軍の捕虜を使って残酷な実験を行ったり、
捕虜を非人道的に扱ったりしたと報じた。
捕虜の拷問に使われたシラミについての話が、至るところで書き立てられた」
■「彼らは戦争の相手をウクライナに置き換えた」
だが結局、この「軍事攻撃」計画が実行されることはなかった。
「彼らは、戦争の相手を日本からウクライナに置き換えたようなものだ」と告発者は続けている。
「いずれにせよ、彼らは正気ではない。日本への攻撃を検討していたことも、
ウクライナ侵攻を実行したことも、両方とも狂気の沙汰だ」
内部告発者によれば、2021年夏には
「日本に対するロシアの諜報活動が活発に行われていた」
ようだ。「彼らは、日本は残忍な生物化学の実験を行い、
残酷で、ナチズムへと向かう性向があると主張することに賭けようとした。
日本は、第2次大戦後に非武装化されるべきだったが、
そうした『規制』に違反しており、ロシアを危険にさらしている、と」
「しかし結局のところ、ロシアが戦争に向かうことは避けられなかった。
なぜなら、ロシアの指導者が狂ったように戦争を望んだからだ。
そうしていま、戦闘準備の整ったその方面の部隊のほとんどが、
ウクライナに再配備されている」と内部告発者は述べている。
(翻訳:ガリレオ)
イザベル・ファン・ブリューゲン