「好きな気持ちは、ダメじゃない。」
「好きは、海に似ている。」
『凪のあすから』を見ていた人こそ、「海」の気持ちだったのではないでしょうか。
私は波のように感情の揺れが沢山ありました。
落ち着いていたり、ハラハラしたり、盛り上がったり、泣いたり、笑ったり。
「凪」のラストにこちらまでもが穏やかな気分になって眠りにつけたのを覚えています。
「もう少し見ていたい。ああ、残り時間が」と時計を確認しながら見ることのできるアニメ作品は久しぶりでした。
物語に引き込まれているのに気にしてしまう、あの感覚。
漫画だと最終巻の残りページの厚みに「嫌だ~」と思いながらもめくっていく感じです。
こういう作品に出会うからオタクはやめられない。
見つけた時の高揚感と終わった後にくる陶酔感は何度経験しても堪りません。
「でも、言葉にしなくても」
「もう、伝わってる」
最後の光とまなかのシーンが見たくてまた最初から再生して。
何年後と時間を飛ばさなかったのは個人的に良かったです。
くっつくまではイチャイチャ、気持ちが通じ合ってからはベタベタしないっていうのが好きな私には光まなか、紡ちさき、要さゆの距離感は理想的でした。
この歩くような速さで進んでいく関係がいい。
たぶん私は精神的な繋がりを感じられる描写が好きなんだと思います。
ここからは唐突にカップル別感想。
光まなか
1話のひーくんから26話のひーくんを想像できた方は誰もいないんじゃないかと思うくらいの成長に涙。
まなかも光のことが好きだと分かり、見返すとニヤニヤできるシーンが多くて嬉しいです(*^^*)
光にはまなか、まなかには光。
マリー作品は基本的にブレないキャラが多いので信じてはいたものの、両想いでテンション一番上がったのはこのカップルだったりします笑
光おめでとう
まなかとお幸せに
紡ちさき
この2人は最終話では控えめだったのが非常に良かったと思います。
陸に戻った紡がちさきと抱き合う。もうこれだけで十分なんですよね。
お爺ちゃんも元気になる、紡と並んで歩いていくちさきも見られるしで万々歳でした。
本編ではそれが正解。ただ番外編では結婚式まで描いていただいて一向に構いません。
というか出してくれー!!
5年間や後日談が円盤特典に入るなら買いますよ~
23話のラスト、紡がちさきに言う「海みたいなやつだなって思った」は何度聞いても気持ちが高まります。
紡おめでとう
ちさきとお幸せに
要さゆ
1クールからさゆ→要の描写があったので、密かに応援していました。
24話の踏切での告白は最高ですね。
要もさゆを見るようになって、さゆはますます可愛くなって。
見た目もお似合いで癒しのカップルでした。
さゆおめでとう
要とお幸せに
美海
物語上のメインヒロインは彼女で間違いなし。
カップル的には光まなかを応援していましたが、美海も大好きで彼女にも笑っていてほしかった私には美海の笑顔が救いでした。
「まなかさん」から「まなか」に呼び方が変わって、まなかがこけずに踏ん張れたシーンは大好きです。
また美海を助ける時に「mnemonic」を流すスタッフのセンスにも拍手
私が泣いた場面(光との回想、まなかとの抱擁)には常に美海がいました。
あとラスト近くの紡とまなかのシーンで、おどけた2人が可愛すぎました。
晃も可愛かったです(^ν^)
私と好みが波長が合った最終回。
『凪のあすから』は自信を持ってオススメできる作品です。