こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

同部屋対決を望む

2015年07月20日 12時08分51秒 | 文芸
勝利の意義は同条件の取り組み

 同じ部屋に3人の大関が誕生した今こそ、部屋別総当たり制を考え直す好機なのではなかろうか。
 現在の制度が、どれだけファン垂涎の好取組を不可能にして来たか、相撲ファンをどんなに歯ぎしりさせているか、協会幹部が知らぬわけもあるまいに。
 もっとファンの声を大事に考えることで、大相撲の一層の隆盛が可能になるはずだ。
 それにハワイ勢が横綱・大関を張る時代である。相撲の国際化に応じた制度改革も図られてしかるべきだ。
 大関が4人もいて、そのうち3人までが対戦しない本場所など面白味は半減してしまう。まして、同部屋だからという理由で上位同士の対戦が少ない力士が優勝しても、ファンはもちろん、当の力士にしても不本意に違いない。
 力士たちにとっても、同じ条件のもとで対戦を勝ち抜いてこその栄冠なのだ。
 大相撲の人気が上がっている時だから、なお望みたい部屋別総当たり制度の廃止である。関係者の英断を期待したい。
(讀賣・1994・2・19掲載)


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