いそがしい助手席の主の課題?
いまどき珍しい助手席専用のわたし。もちろん一度は免許を取ろうと考えはしたが、生来の不器用さのせいと、早く結婚したために時間がままならず、結局見送ってしまった。
それに夫の運転は安全着実だから、彼に任せておくほうがよさそうだ。それにラクである。ただし人使いの荒さは覚悟の上。
「おい!右に車は大丈夫か?」
「自転車によく注意するんやぞ。見たらすぐ教えろ」
「車線変更するぞ。後をちゃんと確認してくれ!」
なんて、とにかくいちいち細かくうるさい。しかも確認させておいてから、もう一度じっくりと自分で確認するのがクセ。そりゃそれで安全運転なのだけど……。
私に言わせれば、いい加減にしてほしい。二重手間だろう!
とはいえ、つらつら考えてみるに、助手席にいながらで、安全運転のなんたるかを教わっているわけだ。のほほんと乗っているより得をしている。
これは無条件で、夫に感謝する必要があるのかも知れないなあ。
(神戸・1988年7月30日掲載)
いまどき珍しい助手席専用のわたし。もちろん一度は免許を取ろうと考えはしたが、生来の不器用さのせいと、早く結婚したために時間がままならず、結局見送ってしまった。
それに夫の運転は安全着実だから、彼に任せておくほうがよさそうだ。それにラクである。ただし人使いの荒さは覚悟の上。
「おい!右に車は大丈夫か?」
「自転車によく注意するんやぞ。見たらすぐ教えろ」
「車線変更するぞ。後をちゃんと確認してくれ!」
なんて、とにかくいちいち細かくうるさい。しかも確認させておいてから、もう一度じっくりと自分で確認するのがクセ。そりゃそれで安全運転なのだけど……。
私に言わせれば、いい加減にしてほしい。二重手間だろう!
とはいえ、つらつら考えてみるに、助手席にいながらで、安全運転のなんたるかを教わっているわけだ。のほほんと乗っているより得をしている。
これは無条件で、夫に感謝する必要があるのかも知れないなあ。
(神戸・1988年7月30日掲載)
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