③bakelite buttons
ボタンの特集に戻ります。
で、、まずは、先日のベークライトのテスト法についての補足訂正から。
あの記事をUPした後、あるベークライトを主に扱われていらっしゃるプロの方
から、いくつかの補足・訂正事項のアドバイスをいただきました。
色々お話をお伺いし、、如何に私がベークライトに関して素人だったか、、お恥ず
かしい限りなのですが、今日はその訂正を含め、記事を進行させていただきます。
(プロの業者の皆様には、大変失礼をいたしました。すみません。)
本来なら、専門書を一読してからお届けすべきですが、今はその余裕を持つ前に、
少しでも早く皆様にお届けすべき・・かと思いますので、早速いきます!
まずは以下のサイトを見つけましたので、ご覧になっていただければと思います。
(ベークライトのテスト法を紹介するサイトをアメリカで発見しました。)
◆All About / Top 6 Ways to Test Bakelite for Authenticity*
この記事を拝見すると、、ベークライトのテスト方法について、
6つの手段を紹介しています。
まず、先に⑤のテストが、前回ご紹介したシミクローム・ポーリッシュを
使ったテスト方法。
なので、この方法自体は決して間違いではありませんので、あしからず。
但し、この方法では、ベークライト反応が出ない場合もあるということが、
わかりました。なぜなら、研磨剤による反応は、本体の酸化部分にのみ反応す
るそうなのだとか。その為、例えばプロのディーラーが研磨剤を使って
磨きあげた直後に、このテストをすれば、ベークライトの反応が出ない・・
ということなのだそうです。
それと、このサイトによれば「黒」は反応が出にくいとあります。
また、ご指導いただいた方によれば「赤」にも同様のことがあるのだそうです。
(ちなみに、上記の写真の赤と黒のボタンは、全て反応がありました。)
そして、上記サイトによると、もしシミクロームテストによる反応が無い場合は、
他のテストで試すこと・・とあります。
その他のテストの項目とは、、以下の通り。(詳しくはサイト*でご確認ください。)
①音(腕輪の場合、プラスチックにぶつかる音で判断する方法)
②重量感(同サイズのプラスチックに比べ、より重い質感等で判断する方法)
③香り(本体を指で擦ることによって、もしくはお湯につけた時に生じる臭いで
判断する方法。ベークライトであれば、科学薬品系のガスが発生し、
独特な香りを確認することが出来ます。
但し、これは体にいい方法ではありませんので程々に。)
④外観(古さ故の傷、カケを見つける方法)
そして、もう一つの⑥はシミクローム・ポーリッシュ同様、薬品を使う方法。
そのアイテムは、『Formula 409*』なるもの。但し、これも反応が無い場合は、
他のテストをするようにと明記してあります。
ということで、現在私がここで書けるのは、ここまでの情報。
要は、決してシミクロームによるテストだけで、判断はしてはいけない!と
いうことなのであります。
ちょっといさみ足だった、、私の早合点・・・。大変失礼いたしました。
とはいえ、フリマなどで格安に手に入れたベークライトらしきものの判断を
素人がするのには、それはそれで便利な方法だと思うのです。
そして、アメリカの大きなアンティークショップのレジ脇には、必ずといって
いい程あるシミクローム。
そして、それらは堂々とベークライトの検査薬としても販売されています。
その点からいえば、私としては今回この製品でのベークライトによるテスト法を
このブログでご紹介したことは、決して後悔しておりません。
(この情報にニーズを感じた方もいらっしゃると思うからです。)
ベークライトという魅力ある素材なだけに、アメリカには専門家が沢山います。
ただ、私自身が、彼らに接する機会がなかったのと、前回の記事作成にあたり、
私が話を聞いたディーラー達が、それらのプロではなかったということ。
そして、もし彼らがシミクロームに関する注意点を知っていたとしても、
私にそこまで話す必要を感じなかったのかもしれません。
(普段は、ガラス類を主に仕入れる私なので・・・)
とはいえ、ここで書いた記事を皆様がそれぞれ役立てようとされる可能性が
ある訳で、そういった意味では、情報が不十分でありましたこと、、
大変申し訳なく思っております。本当に、すみませんでした。
今後更にベークライトに関する情報をお知りになりたい方は、是非専門書を
手にとっていただければと思います。
勿論、私も継続してお勉強させていただきます!
さてさて、、インサート代わりに使った写真は、特集①*でご紹介した、
コレクションカードのボタンたち。
でも、、お陰さまでこれらのボタン全てはシミクロームによるテストで、
ベークライト反応を確認することが出来ました。
また特集②でプラスチックと判断したものも、上記の他のテストから、
やはりプラスチックであることに間違いないと思われます。
ということで、今回のテスト方法・・・
あくまで、一つの手段であるということ、ここに訂正させていただき、
この記事にてお詫びとさせていただきます。
そして、最後に私にありがた~いアドバイスを下さった、、○○様、
本当にありがとうございました! 感謝多謝です!
*特集②の記事*は修正しております。ご理解の程、何卒宜しくお願いいたします。
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デザインを意識して使うとなると、選ぶボタンが違ってきますね。
こうなると、奥が深くなり、頭も痛くなる・・・。
前回の旅でベークライトを知り、ミクローム・ポーリッシュ方法で調べるとわかる事を知り、賢くなった気になっていましたが、他にもこんなに沢山の方法があったんですね
ひまわりさんの言う通り、本当に奥が深いですね
このベークライトのボタン達はこんなに自分達の価値が上がるとは思っていなかっただろうな~って思うと本当に面白いです
>本人も知らない価値
なるほど~。ほんとそうですよね~。(しみじみ)