私が若いころ、電車のなかで、年配の女性たちが「天才はつぶれない。天からの授かりものだから」と言っていた。才能のある人は、天から授かった才能なので、その才能を世のため人のために使う使命があるという人もいる。
才能のある人は、それだけでは飯が食えないので、人に使ってもらわなければならない。だから、才能のある人は、使われる立場である。人を使う人は、別に才能がなくてもよい。だから、才能のある人をうらやむ必要はない。
神様は、男なんだろうか?女なんだろうか?女神というのもいるが、ほとんどの宗教では、神は男であるようだ。聖書では、神は自分に似せて人間(男)をつくり、そのあばら骨で女をつくった、と書いてある。
パンデミックによる死者は、400万人を越えている。下手なテロよりパンデミックの方がよほど大変だ。テロで何百万人も死ぬことはあまりないだろう。これじゃ、生物兵器も使えないね。敵国を攻撃しようと思っても、感染が世界中に広がってしまう。
夭折した天才が才能を惜しまれるのは、「逃した魚は大きい」というバイアス(偏見)によるものではないだろうか。もし、モーツァルトが60歳まで生きていたら、もし、数学者のガロアが決闘で死ななかったら、とかキリがない。早死にした人は、もったいなさが通常より大きく見えがちだからではないだろうか。