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児童虐待の対応について

2005年06月20日 23時55分57秒 | ニュース
今日はいいお天気でしたね

あれくらい太陽がやる気を出してくれると嬉しくなりますね

明日も頑張ってください!!>太陽さん





こんばんわ。ファルコンです。





たまには真面目な話でもしましょうか


全国の児童相談所で2004年度に処理した児童虐待の相談件数が

前年度を24%上回る3万2979件に達したことが20日、分かったそうです


相談件数の増加は14年連続で、統計を取り始めた1990年度の約30倍にのぼりました

児童虐待が深刻化している実態が改めて浮き彫りになり

厚生労働省は、子供の保護や親のケアを行う児童福祉司を増やすなどの対策に乗り出しているそうです


さてさて

相談件数が増加し、15年前の30倍になった!!と聞くと

虐待がそんなに増えて、子どもたちはいったいどうなってしまうのだろう

と漠然と不安に思ってしまいそうです


しかし

近年児童虐待による被害がニュースなどで大きく取り上げられ

市民の関心が非常に高まっている状況にあることで

以前では児童相談所(児相)には通告されなかったようなケースも児相に通告されることが増えています


これ自体は非常にいい傾向だと思います

普段と少しでも違う様子があったり、虐待が疑われる様子があれば

すぐに児相に通告すべきです

現にいまでは児相への通告は義務となっています

そうなれば通告の数は増えるに決まっています


つまり

相談件数が増えた=虐待が増えたということではないということです


この前提を踏まえたうえで、本題です


児相への通告数が増えたにもかかわらず

児相の数は変わっていません

つまりは、15年前の30倍の仕事を児相がしなければならなくなった、ということです


そして、児相で一時保護をすることが出来る子どもの数にはもちろん限りがあります


本来なら一時保護を受けてから、施設などで保護しなければならないような

中・軽度の虐待を受けた子どもは

後に通告されてきた同程度の虐待を受けた子どもや、重度の虐待を受けた子どもに押し出される形で

親元に戻らなければならないというようなこともあるそうです


そうなると

親元に戻った子どもは多くの場合、より酷い虐待を受けて児相に戻ってきてしまいます


児相の数もそうですが

子どもを長期的に保護する児童養護施設などの児童福祉施設も足りていません

むしろ児相より先に施設を増やすことが必要でしょう


国民の意識は高まっているのに

子ども対策は票にならないからと本腰を入れない国

いい加減にしないと

本当につらい子どもが増えていってしまうかもしれません

そうならないためにも、子どもの福祉に対して国がきちんと対処してもらいたいです




ではまた