私の字幕翻訳日記

ライブ台湾で配信中の“華流ドラマ”の字幕翻訳を担当している翻訳者の独り言

紅色炸彈

2006-06-13 19:16:02 | イルカ湾の恋人
「イルカ湾の恋人」第25話の翻訳終了です。

第25話に、結婚式(披露宴)の招待状が出てくるんですが、
台湾では、結婚式の招待状は赤い封筒に包まれています。
それで、受け取った人(招待される側)は、出席・欠席を問わず、ご祝儀を包まなければなりません。そこで、この赤い封筒のことを「紅色炸彈」(赤い爆弾)と言っています。

また、ご祝儀のルールも、日本では奇数が好まれますが、台湾では逆に偶数が好まれます。なんでも、「2人で仲良く分けられる」=「ケンカしない」という理由だそうですが、本当のところはわかりません。

ちなみに、台湾ではこの招待状を受け取ると、知人や友人などを連れて行ってもいいことになっており、披露宴会場で、新郎・新婦とは何の関係もない他人が食事してるなんてこともあります。

ところ変わればなんとやら、ですね。

P.S. 前回の「開麥拉」(カイ・マイ・ラー)の答えは、「カメラ」です。

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4 コメント

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紅色炸彈 (のり)
2006-06-13 23:14:24
開麥拉が、カメラとはびっくりです。

では、お返しに「徳律風」(ダーリューフォン)は、何でしょう?



ところで、台湾の結婚式の二次会は、新郎新婦別々に行うって本当ですか?



そして出来るだけ賑やかにしたいから、

全然関係ない友達の友達(の友達)までも、

行ってご馳走を食べるって聞きましたけど・・・

行かれたことはありますか?
答えは… (ハセベ)
2006-06-14 10:35:24
のり 様



「徳律風」は、「telephone」でしょうか?

ちょっと調べたら、以下の面白いサイトにヒットしたんですが…。

http://dyxy.xisu.edu.cn/lwjx/2.htm



台湾の結婚式の二次会ですが、新郎新婦別々というのは聞いたことがありません。私が知らないだけかもしれませんが。



友達の友達のさらにまた友達などは、披露宴にもちゃっかり来てたりしますよ。



ちなみに、私自身もまったく見ず知らずの人の披露宴に出席して、料理だけいただいて帰ったこともあります。
正解です! (のり)
2006-06-14 16:10:11
さすがですね。



サイト、拝見しました。

面白いですね。

とても、参考になります。



日中間で同じ熟語だと

ついついそのまま使ってしまいがちですが、

実は、ニュアンスが異なったりしますよね。



あながち似ているだけに、中国語に引きずられ、

訳すときに、はたと困ってしまうことがしばしば。



最近の話ですと、大陸では、

歴史問題や、領土問題などを報道する際に、

「敏感的問題」という表現をよく使いますが、

「敏感な問題」としてしまうにはなぁと、

テレビの前で考え込んでしまいました。
沒錯 (ハセベ)
2006-06-14 19:07:45
のり 様



まさにおっしゃる通りです。

前に翻訳の先生に、「中国語の漢字を日本語でそのまま使うことの方が少ない」(逆もまたしかり)と言われた記憶があります。



そう言われても、ついつい使ってしまいたくなるんですが…。