私の字幕翻訳日記

ライブ台湾で配信中の“華流ドラマ”の字幕翻訳を担当している翻訳者の独り言

ゴールデンウィーク

2006-04-28 22:10:33 | その他
明日からいよいよゴールデンウィークです。皆様のご予定は?

この日本特有のゴールデンウィーク、中国語(台湾)では“黄金週”と言われます。“そのままやん!”とつっこまれると、それまでなんですが…。

ちなみに、私の“黄金週”は、翻訳の仕事がたまっているため、限りなくくすんだ“黄金”になりそうです。

独身貴族

2006-04-26 22:13:47 | その他
“単身貴族”という中国語、日本語なら“独身貴族”という意味ですが、
最近、台湾の方から“単身跪族”という言葉を聞きました。
“貴”という漢字を同じ発音の“跪”に置き換えた造語ですが、
意味を聞いて、思わず笑ってしまいました。

“単身”には、“独身”“独り者”という意味と、日本語の“単身”と同じように“一人で”という意味があります。ここでは“一人で”という意味です。
“跪”は字の通り、“跪く”“正座する”などという意味になります。
“族”は“人々”というようなニュアンスがあります。

では、“単身跪族”とは?
“一人で跪く人々”とは?

答えは、火遊びなどの悪い行いが奥さん(または彼女)にばれた時に、奥さんの前で“一人で正座する男”という意味です。

誰が作ったのか知りませんが、うまいですね。

かわいい

2006-04-24 22:05:50 | その他
中国語の「可愛」という単語。
てっきり、「かわいい」という意味だと思ってたんですが…。
先日、もうひとつ別の意味があると知りました。
それは…「可憐没人愛」の略。
やはり中国語は奥深い…。

レシート

2006-04-14 19:38:25 | ふたりのお嬢様
「2人のお嬢様」第19話に、台湾のレシート(統一発票)が映ってるシーンがあります。

ご存知の方も多いとは思いますが、台湾のレシートには宝くじのような通し番号がついていて、最高で200万元の賞金が当たるというお楽しみがあります。

ちなみに、私が当たったのは最高で1,000元でした。


P.S. 前回の“好不好”の訳:
訳し方は千差万別なので、厳密な“答え”はないという点をご理解いただいた上で……

最終稿:
好不好(安心しろ)
“任せとけ”などでもいいかもしれませんね。

好不好

2006-04-13 22:38:32 | ふたりのお嬢様
「2人のお嬢様」第19話の校正を終えました。

今回ピックアップした言葉は、「好不好」です。一見、簡単に見えるこの言葉ですが、こういうシンプルな言葉ほど、時に曖昧な表現を含んでいたりするものではないでしょうか。では、以下の場面から…

叭子(パーズ)のセリフ:
大哥(アニキ)
我門休息一下(少し休んだら)
等會兒我門就回去給你再接再的找(また頑張って探すから)
好不好

行方をくらました飛揚(フェイヤン)をIM事務所のメンバーが必死に探したけど、見つけられずに帰ってきたシーンで、叭子(パーズ)が韋翔(ウェイシャン)に言ったセリフです。ここでの大哥(アニキ)とは、韋翔を指します。

さて、ここでの“好不好” ですが、直訳すると“いいだろ?”というように、韋翔に許可を求めている(または韋翔が命令して探しに行かせた)ように見えますが、そうではないんです。

飛揚を探しに行ったのは、あくまでもIM事務所のメンバーの独断で、韋翔は探しに行ったことを知りませんでした。

では、この“好不好”、どういった意味なんでしょうか。いろいろな訳が考えられると思います。字数制限は4文字です。


P.S. 前回の“驕傲”の訳:
訳し方は千差万別なので、厳密な“答え”はないという点をご理解いただいた上で…
最終稿:
那是因為我想要看到妳為我感到驕傲的樣子
(お母さんを喜ばせたいのよ)


驕傲

2006-04-12 19:21:24 | イルカ湾の恋人
「イルカ湾の恋人」第19話の翻訳を終えました。
今回のピックアップは、以下のセリフです。

天邊:
那是因為我想要看到妳為我感到驕傲的樣子
(直訳:私はお母さんが私を誇らしげに思う様子を見たいのよ)

これは、天邊(ティエンビエン)が息も付かず、一気にお母さんに言うセリフです。中国語の文字数は19字ですが、日本語の字幕制限では12文字となっています。

最初は、「誇りの娘になりたいのよ」や「自慢の娘になりたいのよ」という訳も考えたんですが、あまり自分で自分のことを“誇りの娘”“自慢の娘”とは言わないのではないかということで、却下ということに…。
皆様なら、どういう訳をつけられるでしょうか?

P.S. 最終稿は、次回の記事で発表いたします。

火鍋

2006-04-10 12:18:25 | ふたりのお嬢様
引き続き、「2人のお嬢様」第18話の校正中です。

今日は「麻辣火鍋」のネタが出てきました。
これは台湾で有名な「激辛鍋」なんですが、「小辣」「中辣」「特辣」「麻辣」と辛さが増します(お店によって言い方は違いますが)。
「小辣」でも十分に辛いんですが、私はもともと辛党なので、一度「麻辣」に挑戦してみたことがあります。結果、翌日たいへんなことに…。

勇気のある方は一度お試しあれ。

飲み物

2006-04-07 16:45:32 | ふたりのお嬢様
「2人のお嬢様」第18話の校正中です。

話の中に、台湾のウーロン茶は最高だというセリフが出てきました。
確かに台湾のウーロン茶はおいしい。しかし…

ふと思い出したのが、台湾のコンビニで売られている砂糖入りのウーロン茶。
初めて飲んだときは、“プチ”カルチャーショックを受けました。なかなか慣れませんでしたが、いつの日か飲めるようになっていました。

あと余談ですが、“黒松沙士”と“酸梅汁”だけは、最後の最後まで口に合いませんでした…。

2006-04-06 17:17:04 | その他
中国語の“鴨”という漢字…。「アヒル」なんだか「カモ」なんだか??
「北京烤鴨」(北京ダック)はアヒルだとわかりますが、では台湾にある「薑母鴨」という料理は? 「東山鴨頭」は? 「鴨舌」は?? 
いったいどっちなんでしょうか??

嫌がるクレオパトラ

2006-04-03 20:29:05 | イルカ湾の恋人
「イルカ湾の恋人」第19話の約20分くらいに、天邊(ティエンビエン)がクレオパトラを撫でるシーンがあるんですが、撫でられたクレオパトラが嫌がって逃げようとします。

すると、天邊がクレオパトラの足を“ガシッ”と鷲掴みして、逃げないように引き戻しています。

よく見ないとわからない動きなんですが、面白かったので紹介しておきます。