Harukoの濾胞性リンパ腫日記【B細胞 Ⅳ期 B症状 50歳代後半 】 2008年4月28日~

悪性リンパ腫の入院日記。多くのリンパ腫病のうち濾胞性(低悪性)リンパ腫の総合情報サイトを目指して行きます。

悪性リンパ腫の最新雑誌

2008-08-01 14:40:02 | 参考書・書籍
悪性リンパ腫を特集した雑誌を入手しました。

臨床雑誌内科≪月刊≫
悪性リンパ腫診療update in 2008(Vol.102 No.2)
最新のエビデンスに基づく診断と治療 2008年8月号
南江堂 2,415円

雑誌の名前からして、内科のお医者さんが読むのでしょう。 かなり専門的
ですが、まあまあ読めます。 専門用語が出てきますが、理解できる範囲
でした。

内容的には、エビデンスに基づく、とあるように、かなりガチガチの結果
に基づく論文が多いので、いままで出ている話題を超えるものはほとんど
ありません。 いろんな論文が掲載されていますが、特に濾胞性リンパ腫
に関して総合すると、

(1) 濾胞性リンパ腫は、未だに治療の決め手のない難病である。
(2) リツキサンが良く効くことは間違いないので、積極的な治療が出来る。
(3) 自家移植は、意外に成績が良くない。
(4) 同種移植は、成績が良いが、副作用が大きく20-30%がこれで亡くなる。
(5) リツキサンが最初は効いても、耐性が出来る場合がある。

もちろん濾胞性リンパ腫以外の悪性リンパ腫に関しても沢山の論文が出て
いますが、読んでいないだけです。


注文方法は、インターネットが便利で、
南江堂オンラインショッピング http://www.nankodo.co.jp/

(書籍名)悪性リンパ腫診療update in 2008(Vol.102 No.2)
(定価[税込])2,415円


http://www.nankodo.co.jp/wasyo/search/syo_syosai.asp?T_PRODUCTNO=3002021



【主要目次】

特集 悪性リンパ腫診療update in 2008
―最新のエビデンスに基づく診断と治療


Editorial
悪性リンパ腫診療の最近の展開……山下卓也

Special Article
本邦における悪性リンパ腫治療のエビデンス―JCOG studiesの成果……飛内賢正

≪悪性リンパ腫を知る:病態の理解に必要な基礎知識≫
悪性リンパ腫の発症機序……杉本耕一
悪性リンパ腫発症に関わるウイルスたち……大畑雅典
免疫異常に伴う悪性リンパ腫と悪性リンパ腫に伴う免疫異常……塚崎邦弘

≪悪性リンパ腫を捉える:正確な診断に必要な方法論≫
臨床医と病理医の情報交換―正しい診断のために……大島孝一
免疫学的表現型解析―免疫組織化学とフローサイトメトリー……一迫玲
染色体検査・遺伝子検査……鈴木律朗
免疫関連遺伝子再構成―免疫グロブリン遺伝子・T細胞受容体遺伝子解析……木村暢宏
リンパ腫の病期診断とFDG-PET……伊豆津宏二
予後予測因子とは―適切な臨床決断のために……寺田芳樹

≪悪性リンパ腫と闘う:治癒を目指すために必要な治療手段≫
悪性リンパ腫に対する化学療法―臨床医に求められる基礎知識……照井康仁
悪性リンパ腫に対する放射線療法―治療成績向上のために……鹿間直人
悪性リンパ腫に対する自家造血幹細胞移植……山口博樹
悪性リンパ腫に対する同種造血幹細胞移植……櫻井千裕

≪悪性リンパ腫を極める:各病理組織型に基づく治療法≫
濾胞性リンパ腫……永井宏和
マントル細胞リンパ腫……山本一仁
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫……稲熊容子
血管内リンパ腫……村瀬卓平
Burkittリンパ腫……和泉透
NK/T細胞リンパ腫……山口素子
末梢性T細胞リンパ腫……油布祐二
Hodgkinリンパ腫……大間知謙
節外性リンパ腫……正木康史

≪トピックス≫
B細胞リンパ腫におけるrituximab耐性化の機序とその克服……富田章裕
悪性リンパ腫治療における新規薬剤の展望……小椋美知則

座談会 悪性リンパ腫診療の向上のために―質の高い診断と治療を目指して
山下卓也(司会)・丸山大・竹内賢吾・伊豆津宏二




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