大阪赤十字病院 血液内科【20111216更新】
http://www.osaka-med.jrc.or.jp/gairai/s03.html
1.特色
血液内科は白血病、悪性リンパ腫を代表とする、血液やリンパ節の病気を対象としています。難病が多いのですが、この分野での治療の進歩はめざましく、これらの病気は抗がん剤等の治療によりある一定の割合で治癒可能となっています。
当科では治癒をめざして「同種造血幹細胞移植(いわゆる骨髄移植)」を含む積極的な治療を行っています。平成15年には臍帯血バンクの認定施設となりましたが、さらに平成16年5月には骨髄バンクの認定施設となり、臍帯血移植や非血縁者間骨髄移植も可能となりました。また、高齢者やリスクのある方にも移植治療ができるように、抗がん剤による前処置を軽くした「ミニ移植」も行っています。さらに同種移植とは別に、悪性リンパ腫や多発性骨髄腫で適応のある場合は、あらかじめ自己の造血幹細胞を採取、凍結保存しておき、大量抗がん剤治療の後、移植する「自己末梢血幹細胞移植」も多く行っています。
当科の常勤医師数12名、ベッド数は58床で、近畿圏でも最大規模の血液内科のひとつで、日本血液学会認定施設にもなっています。骨髄移植時や強力な抗がん剤治療後には、高度の白血球減少により感染症が起こりやすくなりますが、これに備えて無菌室16床を擁しています。一方、患者さまのQOL(生活の質)を重視し、できるだけ入院期間は短縮して、外来における抗がん剤治療を取り入れています。日本血液学会認定血液専門医4名、同指導医1名。通堂部長は京都大学医学部臨床教授。
2.対象疾患
ほとんどの血液疾患に対応しています。
入院患者の頻度では、
1)悪性リンパ腫(38%)
2)急性白血病(15%)
3)多発性骨髄腫(10%)
4)骨髄異形成症候群(8%)
の順です。その他には慢性白血病、再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血、真性多血症などがあります。全体でみると、造血器悪性腫瘍(血液がん)が90%以上を占めます。
3.診療実績
平成22年度の1日平均外来患者数は72.0人。平成22年度の外来新規紹介患者648名。平成22年の入院患者数は悪性リンパ腫150人、急性白血病60人、骨髄異形成症候群33人、多発性骨髄腫41人、成人T細胞白血病12人、慢性白血病13人、再生不良性貧血6人です。血液がんに対する同種造血幹細胞移植は平成22年には25例(うち臍帯血移植4例)、自己末梢血幹細胞移植は19例に行われています。再生不良性貧血はかつて不治の病といわれましたが、現在では抗ヒトTリンパ球血清とシクロスポリンによる免疫抑制療法により、多くが寛解もしくは治癒しています。
医師紹介
通堂 満(部長) 血液内科 (特に血液悪性腫瘍の診断と治療)
日本内科学会教育施設指導医
日本内科学会認定医
日本血液学会認定血液専門医
日本血液学会指導医
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
平田 大二 (副部長) 血液内科
日本内科学会認定医
日本血液学会専門医
渡邊 光正 (副部長)血液内科
日本内科学会専門医
日本血液学会認定血液専門医
金子 仁臣 血液内科
日本内科学会認定医
日本血液学会認定血液専門医
藤井 紀恵 血液内科
日本内科学会認定内科医
中村 知志保 血液内科
日本内科学会認定内科医
末木 佑季 血液内科
日本内科学会認定内科医
岩井 文絵 血液内科
日本内科学会認定内科医
豊岡 奈央 血液内科
日本内科学会認定内科医
辰巳 剛一 血液内科
稲田 慎也 血液内科
松本 忠彦 血液内科
馬場 早智子 血液内科
http://www.osaka-med.jrc.or.jp/gairai/s03.html
1.特色
血液内科は白血病、悪性リンパ腫を代表とする、血液やリンパ節の病気を対象としています。難病が多いのですが、この分野での治療の進歩はめざましく、これらの病気は抗がん剤等の治療によりある一定の割合で治癒可能となっています。
当科では治癒をめざして「同種造血幹細胞移植(いわゆる骨髄移植)」を含む積極的な治療を行っています。平成15年には臍帯血バンクの認定施設となりましたが、さらに平成16年5月には骨髄バンクの認定施設となり、臍帯血移植や非血縁者間骨髄移植も可能となりました。また、高齢者やリスクのある方にも移植治療ができるように、抗がん剤による前処置を軽くした「ミニ移植」も行っています。さらに同種移植とは別に、悪性リンパ腫や多発性骨髄腫で適応のある場合は、あらかじめ自己の造血幹細胞を採取、凍結保存しておき、大量抗がん剤治療の後、移植する「自己末梢血幹細胞移植」も多く行っています。
当科の常勤医師数12名、ベッド数は58床で、近畿圏でも最大規模の血液内科のひとつで、日本血液学会認定施設にもなっています。骨髄移植時や強力な抗がん剤治療後には、高度の白血球減少により感染症が起こりやすくなりますが、これに備えて無菌室16床を擁しています。一方、患者さまのQOL(生活の質)を重視し、できるだけ入院期間は短縮して、外来における抗がん剤治療を取り入れています。日本血液学会認定血液専門医4名、同指導医1名。通堂部長は京都大学医学部臨床教授。
2.対象疾患
ほとんどの血液疾患に対応しています。
入院患者の頻度では、
1)悪性リンパ腫(38%)
2)急性白血病(15%)
3)多発性骨髄腫(10%)
4)骨髄異形成症候群(8%)
の順です。その他には慢性白血病、再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血、真性多血症などがあります。全体でみると、造血器悪性腫瘍(血液がん)が90%以上を占めます。
3.診療実績
平成22年度の1日平均外来患者数は72.0人。平成22年度の外来新規紹介患者648名。平成22年の入院患者数は悪性リンパ腫150人、急性白血病60人、骨髄異形成症候群33人、多発性骨髄腫41人、成人T細胞白血病12人、慢性白血病13人、再生不良性貧血6人です。血液がんに対する同種造血幹細胞移植は平成22年には25例(うち臍帯血移植4例)、自己末梢血幹細胞移植は19例に行われています。再生不良性貧血はかつて不治の病といわれましたが、現在では抗ヒトTリンパ球血清とシクロスポリンによる免疫抑制療法により、多くが寛解もしくは治癒しています。
医師紹介
通堂 満(部長) 血液内科 (特に血液悪性腫瘍の診断と治療)
日本内科学会教育施設指導医
日本内科学会認定医
日本血液学会認定血液専門医
日本血液学会指導医
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
平田 大二 (副部長) 血液内科
日本内科学会認定医
日本血液学会専門医
渡邊 光正 (副部長)血液内科
日本内科学会専門医
日本血液学会認定血液専門医
金子 仁臣 血液内科
日本内科学会認定医
日本血液学会認定血液専門医
藤井 紀恵 血液内科
日本内科学会認定内科医
中村 知志保 血液内科
日本内科学会認定内科医
末木 佑季 血液内科
日本内科学会認定内科医
岩井 文絵 血液内科
日本内科学会認定内科医
豊岡 奈央 血液内科
日本内科学会認定内科医
辰巳 剛一 血液内科
稲田 慎也 血液内科
松本 忠彦 血液内科
馬場 早智子 血液内科