HARUSYO'S WORLD 二宮春将の世界

VARIOUS FIELDS OF NOVEL あらゆるジャンルの小説を書きます。

二宮春将の歴史小説 卑弥呼の恋人 第9回

2010-12-21 05:20:35 | 日記
 卑弥呼は邪馬台国の戦士の訓練を見た。
「なかなかじゃ」
 卑弥呼は満足そうにこう言った。そして、その中でも若くて体格の良い戦士を指して、
「あの者を呼べ」
 と従者に言った。
「卑弥呼の夜の相手をさせるためである」
 これは戦士にとって名誉な事であった。
「色々な褒美がもらえるのである」
 若い戦士は名前をユキヒコと言った。
「ユキヒコ、近こう寄れ」
 卑弥呼の言葉にユキヒコは恐る恐る卑弥呼に近寄ると、卑弥呼は着ているガウンのような着物を脱いで全裸になった。
「卑弥呼の激しい愛の儀式が始まったのである。