花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

七月大歌舞伎 昼の部

2008年07月22日 | 歌舞伎
19日&21日と歌舞伎座へ

今月の昼の部開演は11時30分 終演は3時15分と普段の歌舞伎上演時間に比べ短い。

演目は、
義経千本桜 
 鳥居前
 吉野山
 川連法眼館

夜の部の休憩45分にもちょっと驚いたが、
昼の部も35分休憩2回とどちらか20分ぐらいでもいいのではないか?と思ってしまう。
吉野山は、ほぼ休憩時間と同じ。一般に上演される吉野山は50分前後が多いのだが、
休憩時間と上演時間がほぼ同じというのもなんだか・・・。

休憩時間長いゆえ、トイレの混雑がないのは、助かるのだが。

23日は、母との観劇。イヤホンガイドのコーナーで、ミスサイゴンに出演の原田優一さんらしきかたと遭遇。たぶんそうだろう・・。
原田さんか確認してこようかな?というと母に「ファンでもないのにやめなさい」と止められ諦めたが、母も「あら彼あそこにいるじゃない?」としっかり確認していた。

「鳥居前」
海老蔵が、父團十郎にすごい似てきたと感じた演目だった。
声は、そっくり!!
忠信の海老蔵。若さいっぱい勢いという派手さ、華やかさがあって、さすがに荒事は彼にぴったり・・なのだが、なにか決まりが悪く見えるのはセリフまわしのせいか?
そして見得をきった時の堂々とした姿のかっこよさがある反面、見得を切らないときの、他の出演者がはなしているときの手持ち無沙汰よのうに立っているのは、どうゆうものか。
静の春猿。綺麗ではあるが、なにかなよなよしているように見えてしまう。
ちょっとがっかり。

「吉野山」
澤瀉でやったニューデレクションというのを新橋演舞場で見たというかたから、
あれはあれでよかったけれど・・
今回のはなあ。ちょと「玉三郎ワンマンショー」でしょう・・
ということを聞いていた。
そして、玉三郎ファンや贔屓はうれしいだろうけど、あの赤姫の着物もなんだかなあ・・
主従関係強調しすぎでしょ。
ニューデレクションの時の児太郎(現:福助)は、赤姫じゃなかったし、あれはあれで良かったけどね。と

そんな言葉を聴いてしまったせいだろうか。
普通は、清元と竹本との掛合いのところ竹本のみというこの作品。
潜入感が先に立ち・・ああ、これか、これかあ・・おおほんとだ。。と
楽しむというよりも、確認することでいっぱいだった。

「川連法眼館」
新橋で見た時よりも、ホンモノの忠信を演じたときの海老蔵が、きりっとしていて
品もありよかった。
前回のは、病み上がり?というようななよなよさがあったが、今回は、狐忠信との違いも大きく忠信の大きさがあった。

だが・・狐・忠信になると・・なぜあのようなセリフまわしになってしまうのだろう?
耳によくない・・タダ感情にまかせてセリフをいっているのだろうか?
一緒にいた母は、あらあれでいいじゃない。何処がおかしいの?とまったく気にならい様子だが・・。

それに今回は、前回は猿之助監修だったが、今回玉三郎の意見が入っているのだろうか?狐忠信。静が詮議をすると刀を向けたときの逃げる狐忠信・・女形じゃないだろうか?
静と狐忠信のやり取りがなんだかしっくりこなかった。

だが、荒法師達が現れ、海老蔵の狐忠信が宙乗りのため、身代わりの忠信役が登場してくる場面。舞台に背をむかるのではなく、しっかり表を向いて升一(ちがってたらごめん)が演じているのが、わかって面白かった

今月なんかんやいっても海老蔵大活躍。
海老蔵大好き、母は大満足。
今月は、親孝行観劇?


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