花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

四月大歌舞伎

2015年04月11日 | 歌舞伎
松竹創業120周年
中村翫雀改め
四代目中村鴈治郎襲名披露

今月の歌舞伎座は「鴈治郎襲名披露」公演
出演者をみると大御所がいっぱい。
でもね。3月中は歌舞伎のチケットを買おうかどうしようか・・・・
楽天家の自分ながら迷っておりました。
4月からのプー太郎。ハローワークに行きながらどうしたものやら。

いざ4月に入って結局チケット購入しいざ歌舞伎座へ。

(今月はかかリの人も成駒家法被着用)

最初に購入したのは夜の部。
「成駒家歌舞伎賑」の口上みなくちゃかな・・・っと(苦笑)
でもなんで成駒家なんだろう?って
江戸の歌右衛門の成駒屋に気を遣い、上方は成駒家といった時期があり、
今回そ成駒家よしたそうな。

その「成駒家歌舞伎賑」はどうも最初の演出は違っていたのか
筋書き売り場に、「変りましうた」・・・といった但し書きのようなもが展示されていました。

今月は両花道のある歌舞伎座でした
演出で両花道のある芝居??
これは、新しく演出された「成駒家歌舞伎賑」と「石橋」で有効的に使われていました。
ただし、3階B席では見切りになってしまいましたが。

「成駒家歌舞伎賑」では、男伊達が花道と女伊達が仮花道に並んで祝儀のツラネ。
豪華ですよ~。粋なかんじです。
見えないながら、声での役者あてをしておりました。

その前に、芝居小屋前で道頓堀の座元の仁左衛門が、名披露興行を江戸で行う鴈治郎を案内し、
木挽町の座元である菊五郎、太夫元の吉右衛門、芝居茶屋亭主の梅玉らに引き合わせるという演出もなかなか粋です。
その演出の座元である菊五郎さん「銀座もなかなかいいですよ。」って笑いを誘っておりました。

そうそう二引屋主人で我當丈登場もすごい。

今回若手は、江戸の花形としては染五郎だけだけれど(孝太郎は、関西?でいいのかな?)
ほんとこれだけ役者さんが揃うのはすごいな・・・っと。
見事でした。

襲名披露演目は「河庄」原作は近松門左衛門。
紙屋治兵衛は二人の子供と女房がありながら、曽根崎新地の遊女・紀伊国屋小春といい仲。
心中へ走るものの、河庄では小春が、治兵衛のおくさんの手紙に縁を切ろうとする場。
これ・・っておいうより、心中物すきじゃないんだなあ~
これはそこじゃないけど。
難しすぎるわ。 ダメダメ男だけどいいんだろうなあ。

って上方はダメダメ男が、なぜかモテる。
「吉田屋」の藤屋伊左衛門も・・・。

優しくて色気があるんだろうなあ。
今回は「河庄」「吉田屋」では紙屋治兵衛、
藤屋伊左衛門よりも小春の芝雀丈、夕霧の藤十郎丈のほうに魅かれました。
ダメダメ男基本的に苦手なんだなあ・・・って。

今回はじめて見たのは、40年ぶりの上演という玩辞楼十二曲の内 「碁盤太平記」
これは・・・大石内蔵助の討ち入り前日の山科での出来事でしたが、
近松門左衛門 だからではないのですが、好みの舞台じゃないなあ。
『仮名手本忠臣蔵』の「山科閑居」に比べて、潔さよりも、人間くさく、
今までの大石家のかっこよさが崩れたなあ。っと
そこがいいのかな?と。

ただこれが

もしかして吉右衛門が演じたら??と
扇雀の大石内蔵助にためのない、腹があるわけどあるように見えなさが面白くなかったのヵもしれません。

新しい挑戦としては「石切梶原」の梢の壱太郎
2月の寺子屋でも感じたのですが、これからだな。っと演じているものの、印象がのこらないのです。
やはりのの梢という役形だけではないな。と思うのでした。

昼の部 見たかったのは「六歌仙容彩」
これは、俳優祭か?っと思うような華やかさ。

襲名披露公演というものの
ご本人やご一家よりも、周りに魅了されていたのですが・・・

ところで、平日だったからでしょうか。
ついに歌舞伎座3階席通路席は埋まっているけれど
けっこう空席が見られました。
たい焼きも残っていたし(苦笑)
ひょっとして、そろそろ大御所勢揃いより花形に人気が移行気味なのかなあ?とも思ってみたり
景気が良くなったというものの、1等席は19.000円金額高くない??
かろうじて3階席は6,000円と4,000円ってことだけれどどうなのかなあ。

そうそう6月の興行も奇妙な演目並び。
あえて昼夜にかけての通し狂言?「新薄雪物語 」なんでなんじゃ??


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