花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

三月大歌舞伎 夜の部

2012年03月21日 | 歌舞伎
金曜日 新橋演舞場 3階B席にて夜の部を見てきました。
運よく上手の1列目が購入できました。

見終わって・・苦手な演目に珍しい演目2つということで、
今回夜の部・・う~~~んやはりBでよかったな。という思い。
見ごたえあった感が感じられずの帰路になりました。
『佐倉義民伝』
『唐相撲』
『小さん金五郎』

『佐倉義民伝』・・やっぱりダメだわ。
農民のために、わが身を捨てて立ち上がる正義と慈愛に満ちた宗吾の生き様が心を打つ・・ってあるけど、わが身一人でどうにかなるのか?結局ならないじゃん・・って。そのだめもとのことのために解っていながら・・家族とのわかれって泣かせるための芝居だめなのよ。嫌いなんです!!って。
まさにお涙頂戴すぎてさっって演目が苦手なのですが、あれれ??それがどういうわけか、泣かされもせず、淡々としているような・・。いや、してないのか?歌舞伎じゃなくて、ある種ヤハリ?幸四郎は、甚兵衛渡しも子別れという宗吾の苦悩も・・歌舞伎でないリアルさをいってるのかも。なんて思って見ながら・・
この話嫌いだなあ・・って結局そこに落ち着いてしまった私なのでした。
『唐相撲』
これはかなりゆる~い狂言。能狂言の狂言以上に歌舞伎の『唐相撲』はゆる~かった(笑)
狂言を歌舞伎で舞踊劇として演じるものは、花子は身替座禅で、同じ名前では素襖落とか、棒しばりがあるけど、登場人物がそう多くもないせいか・・それなりで歌舞伎が庶民的になっている楽しみはあるものの・・ほんとこっこまでゆるいのか?って思うほどの、日本昔話にでてきそうな「とんち話」みたい。
菊五郎に左團次もうやりたい放題?かって思うくらい(苦笑)台詞の中にあらまあ・・って。
あっという間のオモシロ歌舞伎舞踊劇でした。
『小さん金五郎』
これは途中までかなり面白かったんだけど、最後がなんじゃい??ってええっ??ってかんじの「はっぴいえんど」で終わっちゃう中途半端感がのこった関西舞台の世話物のお芝居。
関東の人が関西弁・・やっぱりけっこうしんどい。これ藤十郎さんあたりがやったらどうなのかなあ?とも。
秀太郎のお鶴がやぱり雰囲気あるわいなあ~って。


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4 コメント

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宗吾さま (千葉)
2012-03-21 15:33:30
宗吾さまの話の件ですが、直訴して受け入れられて税が軽減されたという話かと思いますが…。無駄でも自分勝手な行動でもないと思いますけど。

直訴は訴人者は訴えが何であろうとも死罪と決まっています。
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そこが苦手 (harumihcin)
2012-03-21 20:59:36
>直訴は訴人者は訴えが何であろうとも死罪と決まっています。

そこが、苦手なんですよね~。
だから見ない予定にしてたのに・・って。思ってます。
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見に行かれましたか (yukinama)
2012-03-26 23:14:50
夜の部は筋より役者で魅せる演目が揃いましたね。
だから、いまいち盛り上がりにかけたのかもしれません。
自分なりに楽しんでみましたが(笑)
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追加しました (harumichin)
2012-03-27 00:17:48
終わりよければすべてよし・・の逆だったのかな?
なんて今振り返って思っています。

盛り上がりなかったですよね。
yukinamaさんのように楽しむ箇所を見つけられず・・だめですねえ(苦笑)
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