花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

5月歌舞伎座夜の部

2009年05月18日 | 歌舞伎
再び夜の部歌舞伎座に出かけた日曜日。
午後4時10分・・まだ昼の部を見終えたお客さんを、劇場から出している状態。
歌舞伎座前のごった返しはひどい。ってそれに歌舞伎座前に到着している観光バス3台以上はいたような・・・。
そして今日は、葉書での入場者もいたので新聞社の招待当選者もいたんだろうなあ。

昼の部の終演が4時を越すことは今までもあったけれど、
昼と夜の客の入れ替えでここまで混んでいるのは、海老蔵の襲名以来かな?
と思わず。
それでもしっかり4時30分には、開演する歌舞伎座。
すごいものだ。

日本の劇場で、開場・開演が15分しか違わない大劇場はそうなあるまい。
(ブロードウエイのミュージカル劇場では、開場・開演30分の違いだが、入場時のチケット確認に手間がかかり、入場列後方だと入ってすぐ開演ってこともあったけれど)

先月もそうだったような気がするが・・もはや3階席が閑古鳥状態というのは・・ありえないのかな?とちらほら空席はあるものの、お客さんはびっしり。

今月は何を目当てに来てるのかなあ?
来月は・・仁左衛門が一世一代とつけて女殺油地獄があったり、高麗屋三代揃いで、幸四郎にとっては孫の初舞台があるけれど・・今月は?

私の周りの歌舞伎好きからすると、いつもの團菊に比べるとなんだかなあって演目だよね。と始まる前にこぼしていた。
たしかに、これと言って魅力に欠ける・・けど。
人は、集まる。すごい。これも「さよなら歌舞伎座効果」なんだろうなあ。

って芝居のことまたく書いていない。
でね・・やはり、最初と最後の二本が良くて・・中二本。前回ほど魅力にかけるものではないけれど・・。
それに切の前の25分の休憩が長い。・・って思うけれど、お買い物するにはこの25分が貴重なのかなあ??
「夕立」と「神田ばやし」逆では、踊りが2曲続くからダメなのかなあ?と思わず思ってみたり。

「夕立」・・って今の世の中だったら、ストーカーが、ついに想いを寄せた女性と添い遂げちゃって・・女性も男にほれちゃって逃避行!!ってところで週刊誌ネタでしょう?
すごいですよねえ・・。それをすっきり見せてしまう菊五郎と時蔵。
今回その前の「毛剃」の舞台の大きいさや、最後の「おしどり」の舞踊が一際若さの美さで見せてくるゆえ、影が薄くなってしまうと、更に感じた今回だった。

「神田ばやし」これもなんだかなあ・・。お金を盗んだ容疑をかけられ、それを承諾してしまって、犯人として自分がなっていればこれで、話が落ち着くなら、それでいいやと、犯人になったものの、結局、最後には、なくなったお金が、別のところからでてきて・・。犯人に仕立ててしまって申し訳ない。という長屋の大家さんが謝って・・いいですよ。といいつつ、桶屋の留吉が、話す最後の理屈に説得力みたいな?聞かせどころみたいなものが、よくわからないまま・・めでたしめでたし。場面として面白いところは、多いものの、なにかが、言いたいの?と今回もすんなり理解できなかった。

ってところで・・追ってまた。今晩はこれにて


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