吉例顔見世大歌舞伎 夜の部

2日間・・歌舞伎座と演舞場クロスして通し通い。
でも日曜日、寝坊の失態、しかし先週の飛行機乗れるか？
の失態に比べれば可愛いものだが・・・。それで日曜日、歌舞伎座は・・見たいものだけ見て、
最後の『嫗山姥』は、パスして帰宅。
『嫗山姥』は、敵討ちで家を出たままの夫・坂田時行を捜す元傾城の八重桐が、
大納言岩倉兼冬の館で兼冬の息女・沢瀉姫に、以前廓内で時行をめぐって他の傾城と大騒ぎを起こしたなんて話を身振り手振りで話って・・そこに旦那である坂田時行が現れて・・けっこう奇妙な話で怪力を得た八重桐は、後に山姥となり、坂田公時を生む（公時は、金太郎でもあるそうな）・・これが舞踊の「山姥」にもという話。今回『三代目時蔵五十回忌追善狂言』でもあるんだけど・・すいません。

それで見たかったのは、仁左衛門の「寺子屋」と菊五郎の「船弁慶」
満足だ～。
仁左衛門の「寺子屋」・・前回も書いたが、いろいろといつもと違う。
片岡家型なのか？それは説明も見ず今に至る。

東京新聞で仁左衛門をとりあげた記事の中では
「「寺子屋」は人気演目で上演回数も多く、松王丸の型もほとんど定まっており、各家に大きな違いは少ないという。」と聞き手のコメントで書かれていた。

筋書き買うなら写真付きがいい・・たぶん20日すぎだろう。
その時には、買いに行こうと思っている。

ただ、先ほどの東京新聞で仁左衛門は、
「型は大事ですが、それを守るために心をなおざりにしてはいけない。気持ちを大事に演じることです」と言っている。
そうそうってこの人のお芝居を見てると、型の前に気持ちがあることを感じることが多い。
だからかな？惹かれるのは・・って。

菊五郎の「船弁慶」
やっぱり違う・・って思いながら・・
何気に今回で最後？いえまだまだですかね？っとも思う。
動ききれてるのか、切れていないのか？

そんなことを感じつつ、一方でこんなに豪華にしてしまう俳優陣。
顔見世だから？

でもところで・・お正月、歌舞伎座以外出演者も演目も発表されたのに
まだ16日も出ていない・・なんで？
いつもまだだっけ？

ただ今歌舞伎座でアンケートとっているけど、その結果で1月上演演目決めるなんてことないだろうし・・・。
上演アンケート演目＋役者かと思ったら、演目だけだったのには、ちょっとがっかり。
だってあの役者であの演目が見たいってわけで。
東宝のミュージカルみたいに1演目を日替わりの役者で・・なんて考えられない。
昔、勧進帳は、弁慶・富樫・義経を日替わりでやっていたこともあったようだけど。ありえないよねえ・・。

あの演目は見たいけど・・あの人がやるなら・・ってこともありえてしまうわけで・・アンケートには、あの演目ならあの人しか考えられない！！って演目考えてるけど、そうなかなかないんですよねえ。