花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

うみわたれ

2008年06月12日 | 舞台いろいろ
THE CONVOY SHOW vol.27『うみわたれ』
青山劇場

平均年齢45歳の男達が、72歳のすまけいを迎えてつむぎだす新作
とあった今回のステージ

作・構成・演出: 今村ねずみ
舞台監督:山矢 源
出演 :
瀬下尚人 石坂 勇 舘形比呂
徳永邦治 黒須洋壬 今村ねずみ
すまけい

主催:フジテレビジョン ニッポン放送
博報堂DYメディアパートナーズ コンボイハウス

vol.27とあるわけで今までに26公演あって・・まだ2公演しかみたことがない。
でもその2公演で、彼等の見せてくれるステージが見事で、楽しく
これがショーステージ、パフォーマンスってものかな?と感じていたのだけれど・・
今回の「うみわたれ」は、かなり意外だった。
すまけい演じる桜田老人がとっても良くて、最後の最後、
人生最期まで夢をみようよという舞台の構成が、とってもよくって、
かなりホロっと度が高い。
2時間半ノンストップ。休憩無し。

舞台は、東京渋谷区か?
大きな中庭のあるコンクリート壁のふる~い2階建てアパート。
そこの大家さんが桜田老人。
そしてそのアパートの住人達がTHE CONVOYのメンバー。

今村さんが、演じる男は、海外にでかけて記事を書いているのが、仕事なのか、
物語スタートは、
季節は春、桜の花が咲いて、大きなトランク片手に帰ってきた男が
庭にいた老人桜田さんにただいま~のご挨拶から始まり・・
アパートの春夏秋冬が、始まる。

ドラマチックなできごとというよりも、登場人物ひとりひとりが
すまけいさん演じる桜田さんとのやりとりから、思いかんじる自分の人生や夢。
たしかに・・ちらしに書かれていた「ハートフルコメディ」。

もちろんHE CONVOYって見せ場が、いっぱいあって、
市役所につとめてるって男に扮する瀬下さんのはじけっぷりが、楽しい。
また、なんだ?なんだんだ?と不思議な世界をみせる男は・・役者だったり
妙に派手な男は、ウインドウコーディネーターとやら、
30歳まで海外で勉強して、今では成功している建築設計士がいたり
失業して奥さんと離婚人生いいことないといっている男がいたりと
合計6人プラス大家さんでおりなす1年。

芝居があって、歌があって、踊りがあって・・・
踊りもそんな難しい振りではないと思うんだけど、
(って本当はすごいことを簡単にやってのけてるのか?)
体が大きくてみんなが、がっちり勢いある動き、そして停止がきまって見せるダンスは見事。
今村ドラムと瀬下タップで見せる場面もみごと。

また、音響ガンガンも気持ちいい音だ。
スピーカー等の位置や音響の調整もいいのか?

でも。。でも・・ほんの数分気持ちよくって目が閉じてしまった私。
気がついたら・・あれっ?ちょっと前と衣装が違う!!なんてことが1箇所。
ごめんなさい・・状態あり。

ところで、この舞台途中で語られた「夢」という文字
寝てみる「夢」、未来に思い描く「夢」
なぜ同じ「夢」という文字をつかうのか?って

頭のいい設計士が言って入れたけど納得せず。
彼は「夢」・・は正夢とかって。

なにかもっといい回答はないのかなあ?

すまけい・・実際にも今、左手がご不自由のようす。
歩行もゆっくり、ぎこちない。
でもそんなことを感じたのはアンコールの時
お芝居中は、ちっちもそんなことを感じさせず・・
ラスト、手紙を読む声の素晴らしさに感動。



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