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おもにどうでもいい雑記。緑園マッサージの公式ブログです♪

最近読んだ本

2010年06月17日 17時37分47秒 | 
図書館に足しげく通っておりますが、「今回借りた本は全部ハズレ~」だったり「今回のは全部アタリ~」だったりするのです。
最近は「アタリ」が多く、嬉しい限り。

赤い指
東野 圭吾
講談社

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この作中の刑事さんは、今放映中のテレビドラマ「新参者」の刑事さんだそうで。
ドラマは見ていませんが、こんな洞察力に優れた刑事さんだったら、良いドラマになりそう。
老人介護、引きこもりのこども・・泣けるほど苦しい気持ちになります。
がっ!わたしは珍しく泣きませんでした。
わたしの涙を抑えるくらいに、この夫婦・親子の馬鹿なこと!!特に奥さん。
けど現実に、こうした子育てをしてしまうお母さんって、居そうでこわい・・・。

症例A (角川文庫)
多島 斗志之
角川書店

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長い本です。
精神科の医師って、きっと想像以上に大変なんだろうなーと思います。
多重人格の人の脳の中って、本当に不思議・・・ってフィクションなのに、真剣に思わされてしまいます。

ラットマン
道尾 秀介
光文社

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あぁ~!寂しくて暗い本なのに、すごく引き込まれました。
どんでん返しが続くラスト!!うぉー!そうきたかっ!最後には救われる感じがあって良かったです。
「ラットマン」って、ネズミにも人にも見える絵を、いろんな動物の絵と混じらせると「ネズミ」にしか見えなくて、
いろんな人間の顔と並ばせると「ひと」にしか見えないんです。
ヒトって、そうやっていろんなものを一つの概念で見てしまうから、素晴らしいようで、残念なようで・・・。

少女七竈と七人の可愛そうな大人
桜庭 一樹
角川書店

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美しい少女が主人公の、美しい日本語で書かれた本です。
美しさって、生まれてくる時に自分で選べるわけじゃないので、わたしには単純に羨ましく思えても、
それが重くのしかかる運命ってつらいですね。

死神の精度
伊坂 幸太郎
文藝春秋

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おもしろかったです!死神が主人公。
そこはかとなくスタイリッシュで、洒落た感じが散りばめられています。
登場人物が最後に少しリンクしていて、こういったおまけ感は大好き。