ハレノクニでワイン

11年間の島暮らしから、ワイン農家を目指して山暮らしへ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

岡山のお正月の魚とは? 岡山中央卸売市場で聞いてみた

2023-01-01 | ローカル

競りの最終日となる12月30日、岡山の魚市場で働く皆さんに好きな魚について聞いてきました。

数人の方が「岡山なのに「鰆」(さわら)じゃなくていいのかなー」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。

それだけ鰆は岡山の人々にとって特別な魚なんですね。

魚のプロだけにマニアックな魚や高級魚が来るかなーと思ったんですが、

鯖とか、鰯とか、鮭とか、意外と普通・・・でも確かに美味しい魚たち。

今年の新入社員の方は「サーモン」。回転ずしで食べる炙りが一番好きだそうで、若さを感じました。

 

次に、「お正月に食べる魚と言えば?」という質問をさせていただきました。

皆さまそろって答えは鰤(ブリ)でした。

東は鮭、西は鰤なんて言いますが、ブリは出世魚なんで縁起が良いとされます。

食べ方をたずねると、一番は照り焼き、次点で塩焼きでした。

かつては年末になるとブリが大量に並んでいたそうですが、今はまるごと一本ブリを買うお客さんは減っていて、

半身に捌いた状態で真空パックされている「フィレ」での流通が圧倒的に多いそうです。

保存のために塩鰤にしていたのが、今は刺身でも食べられるようになっているので、

だんだんと食べ方も変わってくるんでしょうね。

他には、魚ではないですが「かき」も良く食べられるそうです。

まさに冬の今の時期が旬のマガキ。

お雑煮に関しても調査したのですが、牡蠣とほうれん草と丸餅だけのすまし汁で召し上がるという地域もあるそうで、これは一度食べてみたいと思いました。

あとは縁起物のエビも正月に良く食べられますが、種類としてはクルマエビがよく用いられるそうです。

やはり「食」は地域によって違いがあり、また家庭ごとにも違っていて面白いですね。

 

次回は「お雑煮」をちょっと掘り下げてみます。

 

 

 

 

 

 



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