日の出前の早朝。空の色が刻々と変わっていく。そんな時間を楽しむことは何十年も無かったことだ。ビデオカメラをもって様々な場所を訪れたが、それは時間に追われる行動の一部だった。いま、時間を決めるのは自分自身。追いかけられる時間ではなく、待っている時間である。ときには追いかける時間かもしれない。今ではなく、時をさかのぼる時間である。薄明という言葉を知った。この時間を知らなければ薄明という言葉も知るはずがない。薄明の空に鳥の群れが飛ぶ。見慣れた目にはそれがカワウの群れだと感じられた。
30秒の心象風景17935・薄明の空を~カワウ~
https://youtu.be/Onigi1K0s1M
30秒の心象風景17935・薄明の空を~カワウ~
https://youtu.be/Onigi1K0s1M