人類の長い自然との関わりが、適材適所を感じさせる生きものの在り方を形成してきたのです。多種多様な生きものは、様々な環境に応じて生活しています。田植え前の田圃で、大群落になっているスズメノテッポウもその一つです。田植えが始まるとすっかり姿を消すのですが、冬が過ぎると、また同じように大群落になるのです。人類が長く続けてきた農作業のサイクルに合わせた生活スタイルを維持して、いのちを繋いでいるのです。このように、人が自然に手をかけてきた環境でうまくいのちを繋いできた生き物たちがいます。逆にその環境が維持されないと姿を消してしまう生きものもあるようです。里山という考え方で、その環境を維持することにより、それらの生きものの絶滅を避けようとする活動があります。
30秒の心象風景30744・水田に適応~スズメノテッポウ~
https://youtu.be/CTwogxmr5rI