これまで短歌に触れる機会などなかったといえるでしょう。学校で習った知識以上に何かを求めるという欲求はなかったのです。しかし、年齢と共に、ものの見え方に違いが出てきたのを感じます。それは、様々な経験が反映しているのでしょうか。若いころなら、見過ごしていたであろう、そんなことに気づけるようになったのかもしれません。そして新たな欲求が生まれてきたのです。辻川山公園には「短歌の森」という散策路があるのですが、初めてその存在を知ったときには、「短歌を刻んだ石碑が並んでいる」ということ以上に関心がなかったのです。ところが、歌を詠み続けている間に、色んな風景が見えてきたのです。万葉集の風景かもしれません。柳田國男の背景にあるものの一部にでも気づけるようになったのでしょうか。いまでは、テレビでも、短歌や俳句の番組を見るようになっているのです。
30秒の心象風景30249・短歌の森へ~辻川山公園~
https://youtu.be/MPtdNCY0Z_M