映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

4316-賽の河原

2024年06月03日 | 30秒の心象風景

  賽の河原とは、人が死んで冥土の旅に出ると、三途の川の手前にある河原です。賽の河原では、「一つ積んでは父の為、二つ積んでは母の為」と石を積んで、仏塔を作ります。果てしなく繰り返す賽の河原の石積みは、何を意味するのでしょうか。賽の河原の有様は、鎌倉時代の法相宗の僧侶、貞慶が作ったといわれる『賽の河原和讃』に描かれています。その意味するところを理解しようとしているのでしょうか。今でも人は石を積んで、仏塔を作るのです。法華山一乗寺の山奥深く、岩場から水が流れる場所があるのです。そこには砕かれた小石がいっぱいあって、それを積み上げたものが無数にあります。ここに来た人々が積み上げたものに違いありません。

30秒の心象風景27951・賽の河原~法華山一乗寺~
https://youtu.be/C-X93BAX2wY

 

 

 

 


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