映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

4330-観点別評価

2024年06月17日 | 30秒の心象風景

   新しい指導要領では、観点別評価というものを行うことになり、3つの観点による評価に対応した出題様式で定期考査問題を作成します。3つの観点とは「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」というもので、なかなか明確に区別しがたいものですが、考査の出題方法においては「知識・技能」「思考・判断・表現」の二点に対応した問題を作成して、それぞれの得点を元に評価することになっています。全ての評価は数値的に扱われますので、定期考査の得点も観点別に割り振られるわけです。担当者は、2種の出題様式で得た2種の得点を元に評価基準になるデータを2種作ることになります。コンピュータ入力作業的な基本的作業は単純に2倍になります。入力作業には点検作業が必須ですので、全てが2倍になっています。高校では、専門教科が多いため、それを一括する専門部署の関わり方も作業量が増えるのは否めません。全てがデジタル化され、県が一括してサーバーで管理する形になり、全県で同時期に一斉に行われる作業となるため通信状況が悪くなり、全県の職員に配布されたパソコンを端末とした評価作業では、端末が反応しない問題が生じることもありました。また、臨時職員は共有端末を順番待ちで利用するという状況となり、とても効率のよいものとはいえないです。これが、理想と現実ですね。評価別の出題様式に沿った問題作成を土日の2日間楽しんでいました。作業ミスが出にくく、かつ理想的な評価の基準が得られる出題は易しくありません。2年生の問題は原案が完成しました。

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