映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

4281-仏塔を見る

2024年04月29日 | 30秒の心象風景

 古刹と呼ばれる寺院の境内には、多くの伽藍建築があります。山門をくぐると金堂や講堂、そして仏塔に鐘楼、その他には常行堂や太子堂など、その信仰の歴史を伝えるものが並びます。また、護法堂など境内を鎮める境内社があります。特別に開山堂をもつ寺院もあります。法華山一乗寺はそのような寺院の中でも、特に山岳寺院とよばれるものになるでしょう。人々の生活する平地からは、かなり険しい道を上らなければならない山上の寺院です。多くの伽藍は、険しい山中に、高低差を持って並んでいます。最も高い位置にある本堂に観音様が祀られ、三重塔や常行堂などは、本堂に向かう途中に建てられているのです。本堂に向かう参拝者は、三重塔を見上げながら本堂に向かい、観音様にお参りすると、そこからは三重塔を見下ろすことができるのです。法道仙人開基の伝説を持つ法華山は、後に天台宗の寺院となって現在にまでその法灯を守っています。山中に配された伽藍群はその歴史を示しています。

 

30秒の心象風景27721・塔を見る~法華山一乗寺~
https://youtu.be/ULHfgcMtR20


 

 


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