映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

4260-蒸気機関車の標識

2024年04月08日 | 30秒の心象風景

 北条鉄道の下条踏切には、蒸気機関車がデザインされた標識があります。古い蒸気機関車の標識は、更新される際に電車がデザインされた標識に変えられています。そのため蒸気機関車のデザインは、いまでは見ることのない珍しいものになります。電車のデザインでは、前後に乗降口の扉があり、四角い窓が並ぶ車体の屋根の左の方にパンタグラフがあります。よく見ると台車は2つで前後に2輪ずつ見えます。そしてそれがレールに乗ったデザインです。レールまで一体のデザインです。さて、古い蒸気機関車の方は、動輪が3つで、煙突からは煙が出ている形です。運転のための機関室は扉が開いているのか、開放的なデザインです。また、レールの表現もありません。蒸気機関車が運行されなくなってから、ずいぶん時間が経つ北条鉄道は、今でも電化はされていないので電車は走りません。運行されているのはディーゼルカーです。見た目は電車風ですが、気動車とよばれるものです。電車じゃなく汽車いや気車ということで、電車の標識は合わないのかもしれません。

30秒の心象風景27526・蒸気機関車~北条鉄道下条踏切~
https://youtu.be/lGj2bkCssRw




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