9月9日はポップコーンの日です。
「マイクポップコーン」「ドリトス」「チートス」などのスナック菓子ブランドで知られるジャパンフリトレ―株式会社が、ポップコーンの美味しさ、楽しさを多くの人に再認識してもらうために、2015(平成27)年に9月9日を「ポップコーンの日」に制定しました。
日付は英字のポップコーン(POPCORN)の「POP」を左右を反転させた鏡文字にすると「909」に見えることから、9月9日になりました。
小粒で種皮が固いポップ種(爆裂種)のトウモロコシを乾燥させた粒を、油やバターをひいたフライパンなどで数分間炒り続けると、粒の中の水分が蒸発し膨張する圧力に耐えられなくなり、固い種皮が弾けてスポンジ状に膨張しますが、これがポップコーンで、主にスナック菓子として食されています。
このポップコーンは、ネイティブアメリカンやメキシコ先住民がトウモロコシを利用し始めた頃から存在したといわれていて、ニューメキシコ州で紀元前3600年頃の遺跡からポップコーンの痕跡が見つかっています。
16世紀から17世紀にかけてアメリカ大陸にやってきたヨーロッパ人はポップコーンのことを知りましたが、ヨーロッパではトウモロコシは専ら家畜の餌として利用され始めていたたため、ヨーロッパ大陸ではポップコーンはあまり広がりませんでした。
そして、アメリカ合衆国では、ポップコーンは19世紀後半から菓子として食べられるようになっていましたが、当時はコーンシロップから作った糖蜜を絡めた甘味仕立てでした。塩味が主流となったのは世界恐慌時代で、他のあらゆる物価がインフレーションで上がっていく中、ポップコーンは比較的値段が上がらなかったため、5~10セントという安値で買える塩味のポップコーンは映画を見ながら食べる映画館の定番となりました。
ちなみに、日本にポップコーンが入ってきたのは第二次世界大戦後、アメリカ進駐軍とともにであり、国内での製造販売も当初は米軍向けでした。
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