大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

木次線 八川駅!

2016年02月15日 | 

島根県仁多郡奥出雲町にあるJR西日本の八川駅は、松江市の宍道駅と庄原市の備後落合駅とを結ぶ全線単線非電化の国鉄木次線(81.9km)の一般駅として、1934(昭和9)年11月20日に開業しました。

かつては相対式ホーム2面2線を有していて列車交換も可能でしたが、後に片側の線路は撤去されたので、現在は単式ホーム1面1線のみの簡易委託駅です。
開業時の1934(昭和9)年に建てられた木造駅舎は、2009(平成21)年12月に外壁がリニューアルされたものの今も健在です。

八川駅の利用者は非常に少なく、2013(平成25)年度の1日の平均乗車人員は1人です。

この八川駅の駅舎は、亀嵩が舞台となった松本清張原作の映画『砂の器』(1974年)で、亀嵩駅という設定でロケに使われました。

八川駅が属する木次線は、かつては芸備線とともに山陰地方と山陽地方とを結ぶ陰陽連絡路線として機能し、1950年代から1990年までは広島・松江へ直通する急行「ちどり」などの優等列車も運転されていましたが、その後のモータリゼーション化と沿線の過疎化により次第に利用者は減少し、1990(平成2)年3月10日のダイヤ改正で急行「ちどり」の木次線の乗り入れが廃止されてからは普通列車のみの運転となり、陰陽連絡路線としての機能は失われました。

 <八川駅の年表>

 ・1934(昭和9)年11月20日:国鉄木次線の一般駅として開業
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる

 
(国鉄時代の駅名標)

 
(宍道方面を望む)

 

 
(八川駅駅舎)

 
 撮影年月日:1991(平成3)年4月16日



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