JR西日本の兵庫駅と和田岬駅とを結ぶ山陽本線の支線である通称・和田岬線(2.7km)は、その中間あたりで兵庫運河を渡りますが、この運河に架かっている橋梁が和田旋回橋で、日本で最も古い鉄道可動橋です。
この和田旋回橋は橋長15.5mで、現在は回転機構がすべて撤去されて固定されていますが、かつては運河を船が通過する時、橋のプレートガーダー部分が橋脚を軸にして90度回転し、船の航行の邪魔にならないようになっていました。
回転させるための駆動方式は手動方式であったと推定されています。
(和田旋回橋)
(この橋脚を軸にプレートガーダー部分が回転していました)
撮影年月日:2000(平成12)年11月5日