3月12日はモスの日です。
1972(昭和47)年の今日(3月12日)、東京都板橋区にある東武東上線の成増駅前の商店街の地下1階に、わずか2.8坪の広さのモスバーガーの実験店がオープンしました。
この実験店はわずか3ヵ月でスクラップ&ビルドされ、同年6月21日に成増駅前商店街の入り口にモスバーガー1号店(成増店)がオープンしました。
このことにちなんで、株式会社モスフードサービスが1989(平成元)年10月に、創業当時の心を思い起こすと同時にここまで育てていただいたお客様や地域の方々に感謝する日として、3月12日を「モスの日」に制定しました。
ちなみに、モスバーガーのMOSは、MはMountain（山のように気高く堂々と）OはOcean（海のように深く広い心で）SはSun（太陽のように燃え尽きることのない情熱を持って）という意味とされています。
日興証券(現・SMBC日興証券)を脱サラした櫻田 慧によって創業されたモスバーガーは、「日本人は味覚にうるさいので、食べ物はうまくなければいけない」という理念に基づいて、高価格・高品質という高級路線を今日まで歩んできました。また、創業当時は資金不足のために他のファストフード店より宣伝力が弱く、一等地への進出も難しかったため、顧客に口コミで評判を広めてもらうことでしか事業拡大が見込めなかったことも高級化を行った理由の一つでもあります。
そしてモスバーガーは、国内だけでなく、アジアを中心に8カ国・地域(台湾・タイ・香港・中国・シンガポール・オーストラリア・インドネシア・大韓民国)に展開しており、2018(平成30)年3月時点での店舗数は、国内1341店舗(直営店41、フランチャイズ加盟店1300)・国外352店舗で、日本のハンバーガーフランチャイズ店でのシェアは日本マクドナルドに次いで第2位です。
