大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

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旧国鉄矢部線が廃止された日!

2015年03月31日 | 鉄道

旧国鉄矢部線は、鹿児島本線の羽犬塚駅と八女郡黒木町(現・八女市)の黒木駅とを結んでいた全長19.7kmのローカル線でした。

 (羽犬塚)-花宗ー鵜池ー蒲原ー筑後福島ー今古賀ー上妻ー山内ー北川内ー黒木

この矢部線は、軍事物資を輸送する目的で1936(昭和11)年に改正鉄道敷設法111号の2に追加され、翌年から敷設工事が始まり、終戦直後の1945(昭和20)年12月26日に開業しました。 さらに、矢部線は大分県中津江村を経由して宮原線(1984年12月1日に廃止)の肥後小国まで建設する予定でしたが、結局実現には至りませんでした。

開通したものの、矢部線の客足は当初から伸びず、1968(昭和43)年9月に国鉄諮問委員会が提出した赤字83線の意見書にも名を連ね、1980(昭和55)年の国鉄再建法施行による特定地方交通線選定の際にも、基準期間の平均輸送密度が1,157人だったため、第1次特定地方交通線に選定され、1985(昭和60)年3月31日限りで廃止されました。

 ・1945(昭和20)年12月26日:羽犬塚~黒木間(19.7km)が旧国鉄矢部線として開業。
 ・1958(昭和33)年2月1日:新たに花宗駅・蒲原駅・今古賀駅を無人駅として開設。
 ・1961(昭和36)年10月1日:鵜池駅の貨物取扱を廃止、駅の無人化。
 ・1971(昭和46)年2月1日:黒木駅の貨物取扱を廃止。上妻駅、山内駅、北川内駅の無人化。
 ・1978(昭和53)年10月1日:筑後福島駅の貨物取扱を廃止。
 ・1981(昭和56)年9月18日:第1次特定地方交通線に選定される。
 ・1985(昭和60)年3月31日:この日限りで矢部線が廃止。


 

 ・撮影年月日:1985(昭和60)年3月31日



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