三重県度会郡大紀町にあるJR東海の伊勢柏崎駅は、関西本線の亀山駅から新宮駅、紀伊田辺駅を経て和歌山市駅までの384,2kmを結んでいる紀勢本線の一般駅として、1927(昭和2)年7月3日に開業しました(開業時は紀勢東線に所属)。
相対式ホーム2面2線を有していて列車交換可能な無人駅です。
開業時に建てられた木造駅舎は駅の無人化後に解体されて、その後は1985(昭和60)年12月に貨車(ワム80000)を改造した貨車駅舎が設置されていましたが、2009(平成21)年に現在の簡易駅舎が建てられました。
伊勢柏崎駅は旧紀勢町の代表駅ですが、2014(平成26)年度の1日の平均乗車人員は81人で、これは起終点駅を含む紀勢本線の全96駅中57位です。
<伊勢柏崎駅の年表>
・1927(昭和2)年7月3日:国鉄紀勢東線の一般駅である終着駅として開業
・1927(昭和2)年11月13日:紀勢東線が当駅から大内山駅まで延伸したことにより、途中駅となる
・1959(昭和34)年7月15日:紀勢東線が紀勢本線の一部となり、同線の駅となる
・1983(昭和58)年12月21日:駅の無人化
・1985(昭和60)年12月:貨車駅舎設置
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる
・2009(平成21)年3月:現在の簡易駅舎完成
(駅 名 標)
(新宮方面を望む)
(跨線橋から亀山方面を望む)
(伊勢柏崎駅)
撮影年月日:2016(平成28)年10月9日