水軒駅は、南海電鉄和歌山港線(5.4km)の駅として1971(昭和46)年3月6日に開業しました。
しかし、和歌山港線の末端区間である和歌山港~水軒間2.6kmが利用者僅少のため2002(平成14)年5月25日限りで廃止されたのに伴い、水軒駅も廃駅となりました。
単式ホーム1面1線のみで駅舎はありませんでしたが、もともとは木材輸送を目的に建設された駅だったので貨物側線は数線有していました。
水軒駅は地元の和歌山県が木材輸送を目的に建設しましたが、完成したときは既にトラック輸送にシフトしていたため、南海電鉄に旅客輸送を委託し、南海の駅として開業しました。 従って、廃止されるまで一度も木材輸送の貨物列車が走ることはありませんでした。
また、開業当初から水軒駅は1日に2往復しか列車が来ませんでしたし、1日平均の駅利用者数はわずか9人でした。
<水軒駅の年表>
・1971(昭和46)年3月6日:南海電鉄和歌山港線の駅として開業
・2002(平成14)年5月25日:和歌山港~水軒間が廃止されたことに伴い廃駅となる
撮影年月日:2000(平成12)年7月1日